灘酒蔵歩き かぎろひ歴史探訪下見 乙女塚古墳 12/6
甲南漬け本舗から東へ数百メートルのところにあるのが、乙女塚古墳です。今はもう町中の広い道路に面したところにありますが、その昔はすぐ近くまで海が迫っていた端山の先端のような地形のところではなかったでしょうか。
乙女塚古墳は墳丘長70メートル、4世紀後半の前方後円墳です。現在は公園のようになっていて、いつでもその中へ入ることが出来ます。発掘調査の結果、二段に造られた斜面には葺石が多く認められ、前方部には箱式石棺が確認されたということです。
さて、ここは万葉集の高橋虫麻呂の歌にもあるように、葦屋之菟名負處女(あしのやのうなひおとめ)という女性をめぐった妻争いの舞台としても知られています。それは、2人の男から求婚された娘が自ら命を絶ち、男達も後を追って死んでしまったというものです。
近くにある古墳をそれになぞらえ、この乙女塚古墳を女性、東西の求塚古墳を男性としてその象徴としています。
古墳の脇には、湊川の戦で敗れた新田義貞を逃がすためにこの地で討ち死にした小山田高家の石碑や万葉歌人の田辺福麻呂の歌碑が立っています。
山本功次 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 司法解剖には解体新書を 宝島社文庫/読了・・・・・・・自宅の納戸が時間超越する空間となっていて、江戸とつながっていることから時間旅行者となった主人公が江戸では十手持ちのおゆう姐さんとなって捕物に活躍するというこのシリーズ第9話となりました。すべて描き下ろしなので、コロナ禍の状況から始まるのもタイミングでリアルです。今回は、そういった病のことから解体新書へ話が飛んだのかもしれませんね。
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