灘酒蔵歩き かぎろひ歴史探訪下見 酒蔵ところどころ 12/6
さて、灘の酒蔵ですが、乙女塚古墳のすぐ南側には福寿があります。震災で近くにあった木造の蔵が全壊し、この地で再建されました。酒蔵のほか、さかばやしという和風レストラン、ショップ、さらに音楽ホールなども併設した観光名所となりました。日本人がノーベル賞を受賞したときの晩さん会でここの純米吟醸酒が使われたことでも有名になりました。
福寿の南隣に小さなお店がありました。5年ほど前に再建に向かって開設された大黒政宗です。ここも震災で蔵が全壊した後、杜氏が白鶴へ出向してそちらで大黒政宗のお酒を造り続けていたそうで、更に大きく発展して補遺ですね。
再建から大きく発展しつつあるのが、こちらの泉酒造です。仙介や琥泉という銘柄が有名になって、工場の再建に繋がりました。泉酒造の前を通るたびに新しい工場が作られている様子を見ると本当にうれしくなります。
酒は辛口というイメージを大きく作った剣菱です。酒蔵風の塀に囲まれていますが、工場は近代的な建物です。確か、六甲アイランドに大きな工場もありましたね。とても有名な銘柄ですし、この工場の東側に灘五郷酒所という日本酒バーみたいなお店を今年解説しました。灘の酒が全種類呑めるそうです。
広い敷地の中にある白鶴の資料館です。本社工場はこの敷地の中にありますが大きすぎて、もう何がなんだかのレベルです。こちらの資料館は大正時代の初期に建てられた酒蔵を利用したものとなっています。お庭がとてもきれいに手入れされていて、トリガネモチの赤い実が映えていました。
六甲アイランドへ向かうライナーの隣にあるのが、菊正宗の記念館です。以前あった記念館は震災で全壊したそうで、これを建て直しました。とても風情のある建物で、住吉川の松の木ととても似合っています。
最後に訪れたのが浜福鶴です。ここは関東資本の小山本家酒造ともともと灘にあった福鶴とが力を合わせて再建した酒蔵です。とてサービスの良いショップで、中には有料試飲のバーも併設されています。広い駐車場では毎年の酒蔵開きが行われ、大変にぎわっています。
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