兵庫芸術文化センター管弦楽団 第138回定期演奏会 1/14

昨日1月14日は、兵庫芸術文化センター管弦楽団の定期演奏会でした。佐渡さんの指揮で演奏されたのは、マーラーの交響曲第7番ホ短調「夜の歌」です。洪水のように音があふれるマーラーが到達した一つの頂点のような音楽です。

演奏の前に、佐渡さんによる曲目解説があり、彼自身も初めて挑戦する曲だけに大いなる意気込みがあるとの説明もありました。80分にもなる演奏時間ですから、体力、気力充実していないと指揮することもできませんね。

この曲は普通のオーケストラ編成では滅多に登場することのない、テナーホルン、カウベル、ギター、マンドリン、さまざまな打楽器群が配され、総勢100名にもなります。大きなオーケストラで、しかもソロが多かったり、アンサンブルの掛け合いがあったりと絶妙な指揮が冴えました。

新年最初の演奏会ということもあるのでしょうか、ゲスト・トップ・プレーヤーもたくさんの方々、ベルリンフィル、ウイーン交響楽団、元バイエルン放送交響楽団始め国内の主要オーケストラからも強者が参加されていました。

さて、次年度の指揮者のラインナップが公開されました。佐渡さんはじめ、いつもの下野さん、プレーヤーとして何回も登場されたシェレンベルガーはうれしいですね。そして、いつも魔法のような音楽を聞かせてくれるカーチュン・ウォン、はじめて聞くカンブルランも楽しみです。

演奏会終了後は、ご一緒した友人のほか、プレーヤーの方もお誘いして三人で反省会です。麻辣、じゃなかったマーラーの音楽について3時間以上も語りつくしました。