かぎろひ歴史探訪・番外編 平城宮跡 12/23

まだ昨年の話題が残っています。いましばらくお付き合いください。

12月23日は、昨年最後の奈良歩き、かぎろひ歴史探訪の番外編ということで平城宮跡を歩くことになりました。近鉄大和西大寺駅に集合した面々です。集合時間は13時でしたが、いつも通り、皆さん早めの集合でした。

大和西大寺駅の北側にあるロータリー、安部元首相が射殺された現場のガードレールが撤去されたすぐ後でした。風景は変わるけど、記憶が変わることはありませんね。

西大寺駅を出発して、平城宮跡へ向かいます。奈良文化財研究所の前を歩いていると、近鉄特急12400系がやってきました。平城京の朱雀門が見えています。西大寺駅から平城宮跡までは歩いて10分ほどです。

まず奈良文化財研究所の資料館へ入ります。当時の生活空間を再現したコーナーです。同行したお仲間の中に、奈良でガイドをされている方が居られますので詳しい解説をしていただきました。

資料館を出て、第一次大極殿へ向かいます。大極殿は、天皇の即位式や外国使節との面会など、国の最も重要な儀式のために使われていた平城宮最大の宮殿でした。2010年（平成22年）に復原された現在の建物は、正面約44m、側面約20m、地面より高さ約27m。ということです。

天皇の玉座である高御座(たかみくら)、小壁の彩色なども見どころの内部を見学することができます。「高御座」は奈良時代から天皇の即位に関する重要な儀式などで用いられてきたとされています。

今上天皇の「即位礼正殿の儀」では、天皇陛下は、台座の上にのぼって即位を宣言するお言葉を述べられました。皇后さまがのぼられるのは「御帳台」と言います。