天王寺界隈散策 坂の町大阪⇒愛染さんへ 2/6
2月6日は天王寺駅から北方向へ歩きだし、茶臼山から四天王寺などを経て安居の天神さんまでやってきました。大阪夏の陣で、真田幸村が打ち取られたとされる場所です。また、落語の「天神山」、狐の嫁入りの話しですが、その舞台ともなっています。
一心寺あたりから歩き始めると、上町台地の坂がいくつも現れました。これはそのひとつ、清水坂(きよみずざか)です。清水坂というと京都にもありますが、大阪にもあるのですね。
これらは、天王寺七坂と呼ばれ、真言坂(しんごんざか)、源聖寺坂(げんしょうじざか)、口縄坂(くちなわざか)、愛染坂(あいぜんざか)、清水坂、天神坂、逢坂(おうさか)の7つの坂道とされています。
そのひとつ、愛染坂です。星光学園の敷地の北側に沿って登り道が現れます。さて、ここを登っていきましょう。この辺りは夕日を眺める名所で、江戸時代には、この坂の上に浮瀬(うかむせ)亭という大阪を代表する料亭がありました。
愛染坂を登ったところに、有名な愛染さん、四天王寺の支院「愛染堂勝鬘院(あいぜんどうしょうまんいん)」がありました。だから、愛染坂なのですが。ここは四天王寺が開かれた時の施薬院、庶民の救済施設・薬園に始まると伝えられています。
愛染さんの有名な多宝塔です。聖徳太子によって推古朝に創建、豊臣秀吉によって慶長二年(1597年)に再建された桃山様式を伝える貴重な建物です。大阪は、坂の町、寺の町、神社の町でもあります。
渋谷ゆう子 ウィーンフィルの哲学 至高の楽団はなぜ経営母体を持たないのか NHK出版新書/読了・・・・・・・世界最高峰のオーケストラ、ウィーンフィルの歴史と実態に迫った会心のルポ。漠然と知っていた歴史の中でのウィーンフィルの誕生秘話も面白いし、歴史の中での必然だったのでしょうか。さらに、コロナ禍での日本公演実現にもあるように、常に世界の先頭を走る姿勢も明らかになっています。ウィーンフィルだけが特別と言われることがよくわかります。
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天王寺界隈、自分もかつて近鉄の「あみま倶楽部」でよく歩きました。
天王寺駅から堀越神社に行く手前、ラブホテルがある辻を左奥に行った先に統国寺というお寺があります。
ここは聖徳太子創建で、百済の僧が開山住持として招かれたとあって、朝鮮半島に関係の深いお寺ですが、ここにベルリンの壁、崩壊前の大きさそのままの実物が2枚立っています。
http://fronte360.seesaa.net/article/467398463.html
今度、天王寺に行かれましたらこちらもご覧ください。
投稿: 安田裕隆 | 2023年2月28日 (火) 00時02分
奈良の安田さん、こんにちは。
統国寺の情報、ありがとうございます。
明日、再度の下見に歩こうと思っているので確認してみますね。
大阪の町中、山ほど名所旧跡があって、飽きることがありませんね。
投稿: 管理人 | 2023年2月28日 (火) 08時46分