兵庫芸術文化センター管弦楽団第139階定期演奏会 2/18
今にも雨が降りそうだった昨日2月18日は、西宮北口の芸文センターで開かれた兵庫芸術文化センター管弦楽団の第139回定期演奏会を聞きました。
指揮はヨーロッパで着実な活躍を続けてきたユベール・スダーンです。日本でも東京交響楽団やオーケストラ・アンサンブル・金沢などで友好的な関係を築いています。この芸文センター管弦楽団へも何回も共演しています。特にモーツァルトの演奏には定評があります。
ピアノは子供のころからヨーロッパでの研鑽を重ねてきた児玉麻里さんです。昔々は、児玉桃さんと姉妹で演奏することも多く、実演を何回も聞いたことがありました。指揮者のケント・ナガノ氏の夫人でもあります。
以前にすぐ近くで拝見したことがありますが、吸い込まれるような美貌の持ち主であることを付け加えておきます。
まず演奏されたのは、ハイドンの交響曲第6番「朝」、この実演は初めて聞きましたが、最終楽章の終わりでハイドンの他の有名な交響曲のフレーズが出てくるとは思いませんでした。
ついで、児玉麻里さんのピアノでベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番が演奏されました。麻里さんの冴えた音がホールを満たし、堂々たるベートーヴェン像が描かれました。かえってオーケストラがおとなしいくらいの印象でした。
シューベルトの交響曲第8番ハ長調は「グレート」とも呼ばれる長大な曲、長すぎて、この日も第3楽章の終わりで拍手があるくらいお客さんも途惑う始末。長いだけでなく同じフレーズが繰り返されるから途惑ってしまいますね。演奏はきびきびと引き締まった流れでしたけれど。
冬枯れの芸文センター前です。来月の定期演奏会のころは若葉で芽吹いていることでしょう。もう少しの辛抱ですね。
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