かぎろひ歴史探訪「西ノ京、秋篠川沿いの光りと陰」 4/20
近鉄橿原線尼ヶ辻駅⇒垂仁天皇陵⇒尼辻旧集落⇒天神社⇒斉音寺天満神社⇒唐招提寺⇒薬師寺東の里集落⇒薬師寺⇒休ヶ岡八幡宮⇒秋篠川右岸⇒平城京西市跡⇒九条駅
4月20日は奈良歩き、再開なったかぎろひ歴史探訪で西ノ京界隈を歩きました。秋篠川沿いを歩いてきて、唐招提寺へやった来ました。今回は中へ入らず門の外から眺めるだけです。
そして、薬師寺へやってきました。薬師寺では翌4月21日から始まる東塔の落慶法要の準備真っ盛りというところでした。
薬師寺東塔、いつ見てもスクッとして立派できれいです。「凍れる音楽」と称したのはアメリカの美術史家、アーネスト・フェノロサと言います。この日は暑くて「凍れる」とはほど遠い気温でしたが。
薬師寺からさらに秋篠川沿いに南下し、九条駅近くにある平城京の西市跡の碑があるところへ来ました。平城京には、東の市とこの西の市があり、たいへんにぎわっていたといいます。
西の市に ただひとり出でて 目並べず買ひてし絹の 商じこりかも 巻7-1264 古歌集 犬養孝先生揮毫の万葉歌碑です。
「西の市にたったひとりで出かけ、念も入れずに買ってしまった絹の、安物つかみだったことよ」
これが転じて、軽率に決めた結婚相手が見かけ倒しだったことを後悔する内容の譬喩歌ではないか、とする説もあります。
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