かぎろひ歴史探訪「西ノ京、秋篠川沿いの光りと陰」 4/20
近鉄橿原線尼ヶ辻駅⇒垂仁天皇陵⇒尼辻旧集落⇒天神社⇒斉音寺天満神社⇒唐招提寺⇒薬師寺東の里集落⇒薬師寺⇒休ヶ岡八幡宮⇒秋篠川右岸⇒平城京西市跡⇒九条駅
1年ぶりに再開なった奈良歩き、かぎろひ歴史探訪・春季の2回目は、4月20日の朝10時に近鉄尼ヶ辻駅に集合して歩き始めます。
この日は35名ほどの参加、春としては暑いくらいの気温になるとかで水分の補給は欠かせない一日でした。
尼ヶ辻駅を歩き始めてすぐにあるのが、垂仁天皇陵です。全長227メートルの前方後円墳で全国レベルでも20位の大きさです。宝来山古墳とも言われていて、垂仁天皇を葬ったというのは疑問視されているようですが、とにかく大きな古墳です。
周濠の中には、垂仁天皇の命を受け不老不死の果実を入手して帰国したものの、垂仁天皇がすでに亡くなっていたことを哀しみ自死した田道島守(たじもり)の墓と伝えられる小島があります。
次いで、尼寺の興福院(こんぶいん)跡と言われる天神社へ来ました。ここに尼寺があることから、この辺りが尼ヶ辻と言われたとか。
西ノ京を南北に流れる秋篠川です。河畔には満開を迎えた八重桜がいっぱいです。この川べりにある公園で早めのお弁当タイムとなりました。
この公園の中に一つ、万葉歌碑がありました。
沫雪の ほどろほどろに 降り敷けば 奈良の都し 思ほゆるかも 巻8-1639 大伴旅人
いま、水沫〈みなら〉めく雪が細かく勢いづいて降るのでしょう。老貴族の思郷、雪降る遥かな思い、忘れえぬおもかげたち。こぞの雪いまいずこ、若ざかりはもはや帰って来ない。そのような歌意のようです。関西大学の網干教授の揮毫です。
北杜夫 どくとるマンボウ航海記 中公文庫/読了・・・・・・北杜夫を世に出した名著です。北ファンとしては増補新版とありますから、購入して読まないわけにはいきません。それにしても、もう何冊、航海記があるのやら。今回は新たなエッセイが一本と、航海の間の写真が何枚か添えられています。中にはパリで会った辻邦夫夫妻の写真も。久しぶりに若い北杜夫に会えました。
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