大山崎町を歩く 山中の古寺 6/27
6月27日は、7月20日に予定している番外編の下見に大山崎町へ行ってきました。
大山崎町の山中にある観音寺、地元の方々には山崎聖天と呼ばれている、平安時代の昌泰2年(899)に宇多法皇が御願寺として創建された伝えられる古寺です。
この聖天さんには、商売繁盛家運隆昌を願う住友家、鴻池家、三井家などの信仰や、京都、堺など商人の参詣を得て大いに発展しました。
今も住友家から寄進された見事な灯篭が残されています。
竹林の中を行く山中の道です。竹の葉が積もっていたり、倒木があるなど急坂を上り下りするのはかなり難渋しましたので、本番ではこのルートは避けていくこととします。
その山道を通ってやってきたのは、宝積寺です。通称、宝寺。神亀元(724)年に聖武天皇の勅命を受けた行基菩薩が開創したと伝えられる真言宗の寺院です。
本能寺の変後の山崎の戦いでは、秀吉の本陣が宝積寺におかれ、その後築城された山崎城の一部に取り込まれるなど歴史の舞台でもあります。
幕末の禁門の変では長州側の部隊がこのあたりに立てこもったため、幕府軍の攻撃を受け寺は荒廃してしまいました。
立てこもった十七烈士はここから山へ登り全員自刃したとのことで、大山崎には壮烈な歴史が控えています。
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