大山崎を歩く 離宮八幡宮 6/27
6月27日は、7月に予定している番外編の下見に大山崎町へ行ってきました。
まさに駅前にある離宮八幡宮です。離宮というのは、ここが嵯峨天皇の離宮である「河陽宮」(かやのみや)の跡地であったためということらしいです。
ここ離宮八幡宮は平安時代の後期から、幕府・朝廷の保護の下、大山崎油座として油の専売特許(いわゆる株)を持ち栄えたところです。
油はエゴマの種から絞ったもので、境内には、その油を売った商人、大山崎神人の像があります。
大山崎神人が油を売っていたエリアは西日本の多くの地域に及んでいました。
司馬遼太郎の『国盗り物語』では、油商人「山崎屋」の松波庄九郎(後の斎藤道三)が離宮八幡宮の参道で、口上を述べ、油を売る姿が描かれています。
境内には、大きな塔の心礎石が遺されています。一部は大きく彫り込まれていて手水鉢に使われていたらしいですが、舎利孔は確認できます。
7世紀の山崎廃寺、8世紀前半の行基による山崎院、9世紀中葉に壱演が建立した相応寺などのいずれかに関わるものかと想定されています。
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