浮世絵の遠近法 「花のお江戸ライフ ~ 浮世絵からみる江戸っ子スタイル」から 8/17
浮世絵は遠くのものを描くとき、平行線のままで延ばしていき遠くのものを上の方へと書いていく平行遠近法と、西洋画の影響を受けた平行線が一点に収束する幾何学遠近法があるといいます。
歌川芳虎 「其由縁夏景」 明治元年(1868年)
座敷の手すりが手前は平行線ですが、奥の方の手すりは一点に収束する書き方になっていて奥行きを表現しています。
歌川国貞(三代豊国) 汐干景 文政期(1818-1830)年頃
右側の建物が遠近法で描かれていて、海へと延びる背景が遠く見えるように構成されています。
歌川国宗 「美艶仙女香の看板」 文政期(1818-1830年)頃 肉筆画
右側の建物がいわゆる遠近法で描かれています。それにしても浮世画狂人って、北斎から名前を買ったのかなぁ。
昨日、紹介し忘れていました。初代歌川広重「東海道五十三次 鞠子 名物茶屋」
お店の看板に出ている「名物 とろろ汁」は今でも旧街道筋のお店で提供されているそうです。 ⇒ 丁子屋
神戸ファッション美術館での次の企画は、色鉛筆アートです。これも実際に見てみたいものです。
隣りの神戸ゆかりの美術館では9月16日からさくらももこ展です。
そういえば実在の人物だったハマジ君も最近亡くなられたとか、、、、向こうで何してんだろうね。
小泉武夫 熊の肉には飴があう ちくま文庫/読了・・・・・・・題名からはなんのこっちゃわかりませんが、発酵学の小泉武夫が岐阜にあると想定したジビエ料理店をめぐる食の物語です。学者が書くので、隅から隅まで書き込んでいるのは良いとして、読み手の想像する部分が狭まってしまい、何とも読みにくい。しかも、同じような表現が続くものだから、どれがどれか、ようわからんかったです。時間がかかりました、読むのに。
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