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2023年10月

2023年10月31日 (火)

猪名野を撮りに行ったけれど 10/11

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10月11日は、来年の写真展のネタ探しに宝塚界隈を散策。万葉歌にある有間山(ありまやま)、実はどの山だとは特定されていないのですが、雰囲気が合う場所を探して撮影出来ました。

写真は、宝塚南口駅近くの武庫川にかかる宝塚大橋から宝塚大劇場を背景に阪急電車を見た一枚です。皆さん撮られていますよね。

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次いで、猪名野という阪神間の平野の中でも北側に広がるエリアに当たる風景を探しに阪急小林駅で下車して高台を探してみました。

高台とはいえ、思ったほど高くなく、また家がびっしりと立ち並んでいて広々とした猪名野を見晴らすことができません。

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南側を見ても、その先にある阪神競馬場も一望できるということもありません。もう少し高いポイントを探さないとあかんかも。

いっそ、阪神競馬場の建物の最上階で見晴らすほうが良いのかもしれませんね。入ったことないですけれど。悩ましい猪名野です。

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帰りに阪急今津線沿いの高台にある仁川熊野神社に立ち寄りました。

御神燈の寄進先が阪神競馬場とあり、競馬ファンはここへ詣でたほうがよさそうです、知らんけど。

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仁川の駅前に来ました。この辺りは山の上の方まで住宅が立ち並んでいる地域なので、駅と高台を結ぶバスが運行されています。

普段乗っているバスよりも小さなボディの車両ですが、利用する人が少なめなのか、大きなバスでは通れない細い道が多いのか、ちょっと乗ってみたい誘惑にかられました。

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安藤優一郎 徳川時代の古都 知られざる都市の栄枯盛衰 潮新書/読了・・・・・・・古都というから、京都、奈良、それからほかに???と思ったら、鎌倉、江戸、仙台、金沢、静岡、名古屋、大阪、神戸、広島、山口、高知、博多、長崎、最後に那覇って、古都なのかなぁ。日本の政治中心、経済中心にもなっていない都市まで取り上げて古都はないでしょう。しかも、栄枯盛衰の歴史を語る中では、徳川時代、いわば江戸時代の表記がごく一部でしかない章もあり、内容とは別に看板に偽りありという一冊でした。内容はいいのですが、知られざる云々というほどではありませんでした。

2023年10月30日 (月)

岡町から西へ、空港、遺跡、廃寺跡、帆立貝型古墳等々 10/7

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10月7日は、岡町界隈を歩き、そこからひたすら西へ歩きます。15分ほど歩いて、千里川が流れるポイントへやってきました。

ここは大阪国際空港に発着する飛行機を、まさに眼前に見らえるところとして有名な場所です。この日も土曜日ということもあってか、多くの方が来られていました。

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さらに西へ歩いて、田能遺跡公園へやってきました。ここは、下水処理場工事の際、昭和40年に大量の弥生式土器が発掘されて、この辺りが大規模な弥生時代の集落があったことが分かったところです。

資料館の中には発掘された数々の遺物が展示され、公園の中には弥生時代の家が復元されています。

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さらに藻川を越えて尼崎農業公園の森が見えてきました。春には花ショウブが咲き乱れる花の名所でもあります。

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農業公園の続きのような森の中にあるのが、猪名寺廃寺跡です。ここは白鳳時代に創建され、室町時代まで続いた猪名寺の跡です。

重要なのは、伽藍配置が西に塔、東に金堂があり、その周囲を回廊が巡る法隆寺様式だということです。今も残っていれば、有名な観光地になっていたことでしょう。塔跡の心礎石が残るばかりです。

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さらに阪急伊丹線を越えて歩くと、御願塚(ごがつか)古墳があります。ここは周濠を残した帆立貝型古墳です。

墳丘の上には神社があって登ることが出来ます。登って周辺を見ると広々とした稲野を一望できることが分かります。

さて、歴史探訪・番外編ではいつ頃行くのがいいでしょうね。なかなかいいコースが出来ました。

2023年10月29日 (日)

岡町界隈散策 10/7

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10月7日は、かぎろひ歴史探訪・番外編の企画ルートの下見という意味もあり、阪急岡町駅界隈を散策しました。

岡町駅の東すぐのところにある原田神社です。4~5世紀に創建されたといわれる古社で、松の根元から銅鐸が発掘されたこともあります。

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原田神社からさらに東へ少し歩くと、映画監督の山田洋二さんの生家が残されています。

外観などは当時のままと言われていて、現在お住まいの方も内装などはあまり変えられていないらしいです。

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山田洋二さんの生家の近くに、奥野家という大きな屋敷がありました。

ここは能勢街道と箕面街道をつなぐ脇街道沿いで、奥野家はこの辺りの大庄屋、明治時代には村長を務めたそうです。

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今度は、岡町駅の西側へ戻ってきました。駅の西すぐのところに豊中市伝統芸能館があります。

ここは落語や狂言などの伝統芸能の拠点として利用されています。

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伝統芸能館は大石塚古墳小石塚古墳に隣接していて、古墳から発掘された円筒埴輪や円筒埴輪棺が展示されています。

大石塚古墳は全長80m以上、小石塚古墳は全長49mの前方後円墳で、この辺りの桜塚古墳群のなかでも大型の古墳です。

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加唐亜紀 安藤優一郎監修 江戸の格付事情 MdN新書/読了・・・・・・・・江戸時代は格付け社会であったという。それは、武士階級の中にも、職業の中にも厳然とあったようです。かといって、それは差別という意識ではなく、格付けとしてしきたりの中に存在していたようです。とても面白く読みましたが、表紙に著者の名前はなく、加唐さんの名前は最後の末文にしか出てきません。著者の略歴もわからず、どうなってるんでしょうね。

2023年10月28日 (土)

兵庫芸術文化センター管弦楽団第145回定期演奏会 10/27

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昨日10月27日は、芸文ホールでの兵庫芸術文化センター管弦楽団の第145回定期演奏会を聞きました。

先日の今峰由香さんのピアノリサイタルに続いて、今年の忘れられないコンサートになりました。

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演奏されたのは、まずジャズピアニストの小曽根真のピアノによるショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番です。

ピアノ協奏曲とはいえ、ほぼ、ピアノとトランペットの協奏交響曲なのですが、尖ったトランペットのサウンドに負けないピアノが欲しかったのですね。小曽根のピアノに少々甘さを感じてしまいました。角野隼人のようなピアノが欲しいところですね、願わくば。

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後半は期待のカーチュン・ウォンの指揮でマーラーの交響曲第5番です。ゆったり目の第1楽章、しっかり葬送行進曲のリズムを刻むのは深い印象を与えます。第2、3楽章の混沌としたカオスも見通しの良い演奏となりました。

静かに第4楽章を終えて、最終楽章では爆発しました。コーダに向けての圧倒的なテンポアップは見事でした。各所で欲しいところでの音色、表現の妙、音楽を堪能するばかりでなく、鳥肌ものの演奏でした。もう一度聞きたい。

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演奏は、この曲の構成に則って、第1、2楽章 第3楽章、第4、5楽章に区分して演奏されました。

今回もゲスト・トップ・プレーヤーに多くの方が参加されていました。

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芸文ホール前の高松公園、木々も少し色づいてきました。

2023年10月27日 (金)

205系に乗って複線化された宇治川橋梁へ 10/6

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10月6日は来年の写真展のネタを探しに加茂へ行った帰りに、ついでということで宇治へ向いました。

木津駅で乗り換えですが、やってきたのはうれしいことに205系でした。

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205系の先頭配置について京都方面からやってくる電車を見ていましたが、205系2本に出会いました。

まだまだ205系が活躍している様子が伺えてよかったです。

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宇治へ着いて、宇治橋の様子を見に行きました。

4本ある橋脚のうち、中の2本の下流側に新線のコンクリート橋脚が新たに作られていました。

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宇治川の左岸にあった道路は閉鎖されていて、踏切は廃止されていました。

車は土手の西側の道路で、奈良線をアンダーバスするように変更されていました。

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宇治川橋梁を渡ってくる221系です。この橋を103系が走っていたころが懐かしいです。

2023年10月26日 (木)

関西線加茂へ 10/6

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10月6日は、来年の写真展のネタ探しに関西線加茂へ出かけました。

奈良まではちょくちょく行くのに、加茂へ行くのは本当に久しぶりのことでした。普段見ることのないキハ120です。

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目的地までは歩いて30分ほど、途中の景色は稲刈りとヒガンバナ、秋ですね。

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グーグルストリートで見つけたポイントへやってきました。とても素晴らしい景色です。

築堤の上を線路が走り、遠く山ふところに囲まれた地域には、かつて聖武天皇が築いた恭仁京跡があります。

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加茂駅の近くには、奈良から加茂まで走っていた大佛鉄道(関西鉄道の大佛線)のランプ小屋が遺されていました。

大佛鉄道は、1898年から1907年までの間、9年間しか存在しなかった路線です。ランプ小屋は、ランプのための油の倉庫ですね。

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撮影を終えて、加茂駅に帰ってきました。関西線の利用促進を狙った「京都のお茶とれいん」というものらしいです。

今年の3月から走り始め、3年くらい走るそうです。明るいカラーが好感度アップです。

2023年10月25日 (水)

今峰由香リサイタル モーツァルト&ショパン 10/24

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昨夜、10月24日の夜は、特別ご贔屓のピアニスト、今峰由香さんのリサイタルを聞きに行ってきました。

関西学院大学文学部卒業後、ミュンヘン音楽大学でピアノを学び、その後ヨーロッパで次々にコンクールに入賞し、32歳でミュンヘン音楽大学の教授に就任した方です。特別ですよね。

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演奏されたのはモーツァルトのソナタとショパンのバラード全曲です。素晴らしい選曲です。

モーツァルトのK.310では少し重いリズムと、一つ一つの音を刻むように演奏するスタイルで、いつもの今峰さんとは違うなと感じましたが、K.331のソナタでは今峰さん独特の流れるような音の洪水が披露され、ただただ酔いしれるだけでした。この曲、長い変奏曲にトルコ行進曲がくっついた構成なんでしょうね。

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後半はショパンのバラード、バラードというと甘ったるい歌謡曲のバラードを思い起こしますが、ショパンのバラードは、風雪が荒れまくったり、突然暖かい日が射したりとめまぐるしくその世界が変わっていきます。

その4曲のバラードを今峰さんは見事に描き分けていきました。際立つ音の美しさに魅了されました。

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アンコールに、ショパンのマズルカヘ長調とノクターン第20番「遺作」が演奏されました。ノクターンの最後の音が空気に溶け込んでいく様を聞き込みました。なんだか頭の中がボォーとしたまま会場を後にしました。

演奏会の前に阪神百貨店のスナックコーナーで食べたアナゴ&かき揚げ天丼、揚げたてのてんぷらがパリパリで美味しかったです。700円。

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車浮代 落語怪談 えんま寄席 実業之日本社文庫/読了・・・・・・・死後には閻魔様のお裁きを受けるという、その場において語られる前世の噺というスタイルで、芝浜、火事息子、明烏、などの落語の名作を絡めた面白いストーリーでした。その中には、いわば、後日談として登場人物のその後が描かれていて、面白く読みました。

2023年10月24日 (火)

歌姫越え 近鉄京都線 10/4

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10月4日は、いつもの生駒詣での帰りに近鉄西大寺駅から北へ少し歩いて、近鉄京都線の平城-高の原間のポイントへやってきました。

この辺りは奈良から京都へ向かう古代の歌姫越えのルートにあたり、ちいさな峠を越えていきます。

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撮影した歌姫越えは古代、大和国から山城国へ通ずる主要道路で、奈良盆地の主要街道である下つ道の延長沿いにあります。

時代を経るにつれて東方の奈良坂越えが利用されていき、歌姫越えは寂れてしまいました。

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とはいうものの、現在は近鉄が歌姫越え、JR奈良線が奈良坂越えに近いルートを通っていることから、歌姫越えが再び隆盛を迎えている時代になったとも言えるのではないでしょうか。

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歌姫越えの南口の近くにある神功皇后陵に詣でて、この日の奈良散歩を終えました。

三韓征伐、熊襲征伐、忍熊王との戦いなど、勇猛果敢な女帝伝説が残っていますね。

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生駒駅で出会った大阪メトロ20系、近いうちの引退がささやかれているので、撮れるうちに撮っておかないと、です。

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梶よう子 番付屋新次郎 世直し綴り 祥伝社文庫/読了・・・・・・・梶よう子による番付屋という闇の稼業に関わる人たちによるストーリー。平成31年発刊の文庫で、探していたものを古本屋で見つけました。著者初めての文庫書き下ろしということで、意欲が感じられます。シリーズ化をもくろんでいるような終わり方ですが、残念ながら次作は今のところ出ていないようです。

2023年10月22日 (日)

心配なクラシック音楽関係者たち 本当に心配です。

クラシック音楽界も高年齢化が進んでいて、皆さんかつての元気な姿からは思いもよらぬ現状があるようです。以下、月間音楽祭から。

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最長老指揮者のヘルベルト・ブロムシュテットがこの14日、15日のNHK交響楽団定期演奏会の指揮をキャンセルした。体調不良のため、医師のアドバイスで来日を見合わせたという。公演直前でのキャンセルのため、公演は中止される。

ブロムシュテットは7月で96歳になった指揮者界の最長老。昨年は転倒して療養生活を送ったが、現場復帰後は椅子に座って指揮を続け、9月にはスイスのルツェルン音楽祭ではライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団を指揮、ブルックナーの第7番の演奏で元気なところを見せていた。

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イタリアの世界的ピアニスト、マウリツィオ・ポリーニが16日に予定されていたパリのリサイタルをキャンセルした。リサイタルは元々、2月に予定されていたもの。それが5月に延期された後、再び10月に延期されていた。

ポリーニはこの1月で81歳。昨夏のザルツブルク音楽祭で、心臓の不調を訴えてリサイタルをキャンセルした後、活動を休止して静養。6月15日にウィーンでリサイタルを行って10ヵ月ぶりに現場復帰したばかり。

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指揮者のリッカルド・シャイー(Riccardo Chailly)が音楽監督を務めるスイス・ルツェルン音楽祭のコンサートをキャンセルした。

音楽祭の発表によると、降板するのは11日のオープニング・コンサートの他、12日、16日の3回。降板の理由については、緊急手術を受けるため、とだけ発表されている。

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クリーヴランド管弦楽団は、音楽監督を務める指揮者のフランツ・ヴェルザー=メストが癌治療のため、今後12ヶ月から16ヶ月の治療を受ける必要があると発表した。

ヴェルザー=メストは今年62歳。7月初旬に手術を受けた後、この夏のザルツブルク音楽祭でも、7月のヴェルディ《マクベス》、8月のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートを降板していた。

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皆さん、再び元気な姿でステージに戻られることを祈るばかりです。そんな中、来年のニューイヤー・コンサートの曲目が発表されました。

さて、今夜は奈良で開催される「酒なら日本酒」という楽しそうなイベントの為、奈良で一泊いたします。明日のブログ更新はお休みですね。

2023年10月21日 (土)

事業廃止予定の金剛バス 近鉄富田林駅前 10/3

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10月3日は、歴史探訪・番外編の下見に富田林へ行きましたが、もう一つの目的は今のうちに金剛バスを撮っておこうというものです。

報道にあるように今年の12月の内にバス事業から撤退し、現在のバス路線は全て廃止になるということです。

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現在は、富田林駅前のロータリーにバスが入ってお客さんを乗せて出発していく様子を見ることが出来ますが、近いうちに見られなくなってしまいそうです。

事業廃止の理由が赤字だということのほかに、運転手不足だという切実なものなので、簡単な解決方法が見つかりませんね。

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自治体を含めた今後の協議の中では、近鉄バスと南海バスに一部の事業が譲渡され、少なからずの本数が確保される方向で検討されているようですが、減便は避けられないようです。

減便すると余計に利用率が低下して収益性が悪くなるので、明るい未来が残っているというわけにはいかないものと思います。

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これは歴史探訪・番外編で利用する近つ飛鳥博物館行きのバスの時刻表です。

一時間に一本あるのはまだましな方なのかもしれませんね。13時35分のバスに乗る予定です。

時刻表の右上にはバス事業廃止のお知らせが貼られていました。

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現在の金剛バスの路線図とそれぞの停車駅の案内が駅前にありました。

金剛バスは、私鉄系のグループにも入っていない単独でのバス事業なので、なかなか自社だけでは解決できなかったのでしょうね。

2023年10月20日 (金)

富田林寺内町の家々 10/3

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10月3日は、歴史探訪・番外編の下見で富田林の寺内町を訪ねました。

寺内町には江戸時代に建てられた比較的大きな家々が今も普通の暮らしの中に有りました。越井家住宅です。

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この越井家住宅はめちゃくちゃ大きく、一つの区画を占めるほどの敷地を持っています。

写真は越井家の米蔵です。どれほどの米を蓄えられるのでしょうね。

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三階建ての蔵を持つ南葛原家です。今はこの建物は会議などに使われているそうです。

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上野家住宅です。この中で古民家レストランが営業されているようで、番外編の時のランチ場所の候補です。

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奥谷家です。かつては材木商として栄華を誇ったそうです。

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東奥谷家です。江戸時代後期から昭和初期にかけての貴重な古文書や写本など多数の資料が残されていたそうです。

さて、番外編は11月22日に予定していますが、設定したルートを歩いて問題がないかどうか、。もう一度下見に行かねばなりません。

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梶よう子 葵の月 角川文庫/読了・・・・・・・・出張中に読んでいたものの、なかなか旅先では読み進められないものです、梶よう子の作品と言っても。家に帰ってきてから一気に読み終えました。著者の作品としては少し重たい内容だったかもしれませんが、登場人物の描き分けが見事です。時代背景の設定などもストーリーの上でははまり込んでいて、深く深く江戸時代に連れて行ってもらいました。

2023年10月19日 (木)

番外編下見 富田林寺内町 旧杉山家住宅 10/3

16日から四国詣で、仕事なんですが、昨日無事に帰宅しました。疲れは残っていますね。

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10月3日は後日開催のかぎろひ歴史探訪・番外編の下見のために富田林へ行きました。別に誰に頼まれたわけではないのですが。

近鉄富田林駅前からすぐのところに江戸時代の街並みが残されています。この破線のエリアはいわゆる環濠集落だったようで、周りの土地より一段高くなっています。

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古い町並みが残るところは例えば奈良の今井町のようなところもありますが、富田林の寺内町のほうは、一つの区画に一軒だけというような超豪邸があったりと、規模が大きいのが特徴です。

その中の一軒、旧杉山家住宅です。寺内町では最も古い住宅であり、歌人の石上露子の出身家としても知られています。

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そしてこの杉山家住宅でロケが行われたのがNHKの朝ドラ「カムカムエブリバデイ」でした。

この旧杉山家住宅が、ドラマでは主人公安子の結婚相手である稔さんの実家、雉真家として撮影されました。

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カムカムエブリバディの場面で旧杉山家住宅が使われた場面です。

雉真家の二男が出征するところと、安子がお店のおはぎを届けたところです。写真はサイトから借りました。

かぎろひ歴史探訪・番外編は11月22日に実施する予定です。

2023年10月16日 (月)

大阪大学ワンコイン市民コンサート 蓑田真理 バッハ無伴奏ヴァイオリンソナタ・パルティータ全曲演奏会 10/15

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昨日10月15日は、いつもお手伝いに伺っている大阪大学ワンコイン市民コンサートで、バロックヴアィオリンの蓑田真理によるバッハ無伴奏ヴァイオリンソナタ・パルティータ全曲演奏会という超ど級のコンサートでした。

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蓑田真理さんは、大阪府のご出身、現在はイギリス、日本を拠点として活躍されているヴァイオリニストです。

ふらりと会場に入ってこられたところから、なんともええ感じの雰囲気あるオーラを感じさせる方です。

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蓑田さんのバッハは、流麗な音楽の流れというのと反対で、一つ一つの音をのみで削り込んでいくかのような深みのある音楽です。

ソナタとパルテイータ、1番から3番までのくくりで3部に分けてコンサートが進められました。演奏されるほうもそうですが、聴衆にも相応の体力を要求するとても思いコンサートとなりました。それだけに聴後感の満足度は高いものとなりました。

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会場となった大阪大学会館、旧制浪速高等学校の校舎として今も利用されています。

昨日は各地で印象的なコンサートが開催されたようですが、このコンサートもそのうちのひとつ、素晴らしい時間を共有できたことを幸せに思います。

さて、今日から四国詣で、愛媛県まで行ってきます。明日、明後日はブログ更新をお休みします、たぶん。

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梶よう子 墨の香 幻冬舎時代小説文庫/読了・・・・・・・さすが、梶よう子。江戸時代に生きた女流書家とその師弟愛を描いた小説ですが、何とも見事な墨の色で満たされていました。電車の中で読んでいて、知らぬ間に江戸時代へ連れ込まれてしまうものですから、降りる駅を忘れてしまうほど忘我の境地に入り込んでしまいます。そんな筆力の梶よう子の作品でした。

2023年10月15日 (日)

太子町の飛鳥川でカワセミを見る 10/3

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10月3日は、南大阪周辺を徘徊して来年の写真展のネタ探しに太子町にやってきました。

近鉄南大阪線太子町にある上ノ太子駅前にある聖徳太子像です。ここから南へ少し行ったところに聖徳太子のお墓があります。

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上ノ太子駅から出発する金剛バス。今年の12月にバス事業が廃止されると全国に報道されました。

バスの運転手不足が顕在化し、阪急バスでも廃止路線が発表されるなど、全国でバス廃止の波がやってきそうです。

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さて、駅前を流れる飛鳥川であるものを見つけました。飛鳥川は奈良にもありますが、大阪にもあるのです。

遠くにアオサギ、今は隠れてしまいましたが川を泳いでいたヌートリア、そして水面近くを飛んでやってきたカワセミです。

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この日は長いレンズを持っていなかったので、拡大してもこれがせいぜいこれが限界です。

写真の中央に川の宝石と呼ばれるカワセミがいます。清流の宝物のように言われますが、案外大阪市内などの町中でも見かける鳥なのです。

今日は大阪大学ワンコイン市民コンサートのお手伝いに出かけてきます。

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萩谷由喜子 クラシックのピアニストたち ヤマハ文庫/読了・・・・・・機能に読み終えていたのですがアップを忘れていました。古今東西、古くは歴史上のピアニストであるクレメンティから始まり現代のピアニストまで網羅した一冊。本編以外にもなんと318人にも及ぶピアニストを紹介するという力作です。これ一冊でピアニストのすべてが分かる、かな?

2023年10月14日 (土)

宝塚・小林で写真展、シャラカフェ 9/28、9/30

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9月28日と30日は、宝塚在住の友人が小林(おばやし)で開催している「北の祭り」と題した写真展を見に出かけました。

会場のシャラカフェです。人気のギャラリーで一年先まで予定が埋まっているとか。

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店内に吊られた写真の数々、写真展開催者はすみっこに座ってスマホをご覧というひとコマです。

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弘前のねぷた祭りの様子を中心に、東北地方での祭りを撮影した作品が並びます。

祭りの様子だけでなく、携わる人物も的確にとらえています。人物を極力撮らない私として狙わないショットです。

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普段目にする機会のない祭りの様子がきれいに撮影されています。

特に赤い色が目立つのは、東北の一瞬の夏をできるだけ華やかにという心意気でしょうか。

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30日の午後3時からはマンドリンコンサートもあるということでしたが、たぶん満席になるだろうとのこと。

リハーサルだけでもと、なんとか聴くことが出来て良かったです。おそろいのTシャツのようです。

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28日は西北で先にランチです。店主が釣ってきたという魚が並びます。

ハマチ、アジ、サンマたっぷりのお刺身ランチ、魚を堪能しました。

2023年10月13日 (金)

けいはんな線学研奈良登美ヶ丘と高の原歌姫越え 9/27

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9月27日はいつもの生駒詣での帰りに近鉄けいなんな線の終点、学研奈良登美ケ丘へ行き、その駅近くの高台から地上を走る地下鉄電車を撮影しました。

架線が無い区間を電車が走る景色は、なんだかイギリスの鉄道みたいでとても新鮮でした。

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その風景の反対側、学研奈良登美ヶ丘駅が見えるほうの景色です。

当初の計画では、その線が延伸されて近鉄京都線の高の原や新祝園へつなぐことになっていたそうですが実現しませんでした。

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大阪メトロの300系です。この日は次の予定があったので、このくらいにして駅へ戻りました。

鉄道お仲間の西宮の紳さんがこの数日後にここで撮影されていたようですが、また機会を見て再度挑戦したい撮影ポイントでした。

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学研奈良登美ケ丘からバスに乗って高の原へ移動しました。駅から二つ南側の陸橋から近鉄を狙いました。

このポイントは古代において奈良から京都方面へ抜ける峠越えの道、歌姫越えの道に相当する鉄道です。

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陸橋から南方向の様子です。歌姫越えを通過して特急電車が北上してきました。

2023年10月12日 (木)

阪急京都線 南茨木駅 9/25

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9月25日は高槻へ向かう途中、上新庄駅に続いて南茨城駅でも撮影しました。ホーム端から安全に撮影しやすいところです。

屋根が白くない3300系、阪急最古参なのですが、ずいぶん数が減ったようです。

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別の3300系がやってきたときには、大阪貨物ターミナルへ向かうEF510のカモレとコラボしました。

なかなかこういうタイミングはありませんね。

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もう一種類、屋根が白くない5300系がやってきました。

5300系は大阪梅田側の前パンでやってきます。

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今のところ最新の車両である1300系です。走行音がとても静かで、乗り心地も良く、いい電車だなぁと思います。

もうこれで完成形かと思ったら、次に2000系、2300系が来年登場するとか。

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その姿をあまり見かけなくなった7300系ですけれど、どうなのかなぁ。

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阪急京都線から大阪メトロ堺筋線へ乗り入れているので、メトロ車もやってきます。

もう一杯撮ったので満足して高槻のクラシックBAR「華の音」へ向った次第です。

2023年10月11日 (水)

阪急京都線 上新庄駅 9/25

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9月25日は高槻へ出かけたのでその途中、上新庄駅ほかで撮影しました。カメラの長いレンズをあまり使っていなかったので試し撮りもしました。

阪急京都線の9300系は、登場してから20年ということで、9月20日から来年7月までの予定で記念プレートを付けて9300編成が走っています。

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その他、次々と京都線の電車がやってきます。SDGsとれいんとして走っている1300系。長いこと走っていますね。

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京都線の8300系です。同じ8300系でもいろいろと試作車的な要素があるのか、顔が違っていたりする車種ですね。

私は割と好みの電車です。

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屋根に白い帯が無いという今ではレアな顔の5300系です。フルマルーンとかいうのかな。阪急オリジナルに近い顔が今も走っています。

高槻へ向かう途中にもうひと駅撮影のために向いました。

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砂古口早苗 ブギの女王・笠置シヅ子 心ズキズキワクワクああしんど 潮文庫/読了・・・・・・・10月から始まった朝ドラの主人公の人生を初めて深堀りした伝記とされる一冊。この本を原案として朝ドラの脚本が作られているそうです。笠置シヅ子というと、審査員のおばちゃんというイメージしか残っていませんし、懐かしのメロディとかでも出演が無く、実際に歌っているところを見たことがありません。そういったことの理由も、この本を読んで初めて知りました。笠置シヅ子の壮絶な人生と、戦中、戦後史が並行して描かれています。すごい本だったなぁ。

2023年10月10日 (火)

きまぐれ歴史探訪 ~おかきの買い出し~ 9/22

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9月22日は学生時代のお友達をお誘いして奈良などを歩く「きまぐれ歴史探訪」で、当麻寺がある二上山のふもとを訪ねました。

その一つの目的は、おかきの買い出しでした。目指すは、このおかき、丸栄製菓のおかきです。

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いろいろな種類のおかきがあるのですが、海老が入ったおかきが自分としてはベストかなと思います。

海老マヨネーズというおかきを、有村架純さんがテレビの出演でお土産に持って行ったということで有名になったそうです。

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その丸栄製菓があるのが、大和高田です。地図の右下の方に丸栄製菓とあります。

JR高田駅からが近いでしょうか。近鉄高田駅からも10分ほどのところです。

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奈良県内をはじめ、大阪府内でも取り扱っているお店もあるようです。これは、近鉄奈良駅近くの奈良県観光商工館のお店で売っている様子です。

ご一緒した学生時代のお友達は、大きな袋に一杯になるほどおかきを購入して帰って行かれました。

2023年10月 9日 (月)

神戸アンサンブルソロイスツ第39回定期演奏会 10/8

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昨日10月8日は、神戸アンサンブルソロイスツの第39回定期演奏会を聞きました。

会場の神戸文化ホールでは、隣りの中ホールでクレー管弦楽団の演奏会も開催されていて、これは迷うところでした。

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会場の大ホールの中の様子です。若干お客さんが少なめでしたが、実はこの日はあっちこっちでアマオケのコンサートが開催されていて分散してしまったのでしょうか。

その分、ゆっくり音楽を聴くことが出来て、良かったですけれど。

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演奏されたのは、ショパン、リストのピアノ曲を管弦楽用に編曲したものと、後半はラフマニノフの交響曲第2番というラインナップでした。

実は、この演奏会のテーマが「ピアニシモ」、ピアノだらけという意味で使っていて、音楽史上の偉大なピアニストの作品を並べたということらしいです。

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ラフマニノフの交響曲は、傷が無かったわけではありませんが、皆さんが一体になって演奏しているという感じが伝わってきてとても良かったです。指揮は、このオーケストラの常任を務める山川茂さん。

会場の神戸文化ホール、開館50周年ということで、私も数えきれないほど足を運んでいます。

2023年10月 8日 (日)

きまぐれ歴史探訪 ~出会った電車たち~ 9/22

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9月22日は学生時代のお友達をお誘いして奈良などを歩く「きまぐれ歴史探訪」で、当麻寺がある二上山のふもとを訪ねました。

集合時刻までの時間を利用して周囲のロケハンと撮影です。二上山を背景に稲穂とあわせて撮れました。

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少し場所を変えて、高い木がアクセントになる場所を見つけました。

ここは、より背景の二上山が大きく入り込むポイントでした。

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集合場所の駅へ戻ろうとしたときにやってきたのが観光特急青の交響曲でした。

さきほどの場所で撮りたかったなぁ。

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比較的リーズナブルな料金アップで乗車できる観光特急ですが、まだ乗車したことがありません。

同じく観光特急のあをによしには乗ったので、こちらの列車にも乗ってみたいところです。

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当麻寺周辺での一連の歴史探訪を終えて、その後高田市へ移動しておかきを買いに行きました。

2023年10月 7日 (土)

きまぐれ歴史探訪 ~当麻寺と中将餅、おかきの買い出し~ グルメ編 9/22

近鉄南大阪線当麻寺駅11時 ⇒ 相撲館けはや座 ⇒ 万葉歌碑 ⇒ 傘堂 ⇒ 鳥屋口古墳 ⇒ ランチ ⇒ 当麻寺 ⇒ 中将堂本舗 ⇒ 近鉄当麻寺駅 ⇒ 近鉄高田市駅 ⇒ 丸栄製菓 ⇒ 近鉄大阪線高田駅

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9月22日は学生時代のお友達をお誘いして奈良などを歩く「きまぐれ歴史探訪」で、当麻寺がある二上山のふもとを訪ねました。

歴史探訪で楽しみにしていただいているのは、グルメです。ということでお昼はここ当麻寺門前の玉やさんでいただくこととしました。

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名物の釜めしの前には、出し巻やレンコン?の入ったポテトサラダなどの軽い前菜が並びます。

みそ汁の出汁も旨味がある美味しいものでした。

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本命の釜めしが届きました。釜めしは注文してから炊き上げるため、事前に傘堂や鳥谷口古墳を回るので「何時ころにやってきます」と予約しておきました。ということで、ちょうど良い頃合いの時刻に入店出来て、スムーズにいただくことが出来ました。

濃厚な味付けの角煮がゴロゴロ入った釜めしは炊き立てのホカホカ、大根やニンジンも良い味付けで、これは癖になる味でした。また食べにだけでも行ってもいいかなという味わいでした。¥2,000.-也

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お昼も済ませ、当麻寺の拝観とお堂の中での解説を聞いて約1時間、近鉄当麻寺駅へ戻ってくると駅前にある中将餅のお店で休憩です。

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冷たいお茶と軽い甘さの餡子が載ったよもぎ餅のセットです。まだ暑かったころなので、本当に落ち着くお店でした。¥400.-也

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藤田達生 戦国秘史秘伝 天下人、海賊、忍者と一揆の時代 小学館新書/読了・・・・・・・・三重大学副学長さんの著書による戦国時代とその後の泰平を迎えた時代の隠れた話ということらしく、読みました。日本各地の歴史探訪の要素もあり、話があっちこっちへ飛ぶので、また自身の思いを主観的に入れ込むので、深みに欠ける内容だったでしょうか。秘史秘伝というものの、知ってる話も多かったし。

2023年10月 6日 (金)

きまぐれ歴史探訪 ~当麻寺と中将餅、おかきの買い出し~ 9/22

近鉄南大阪線当麻寺駅11時 ⇒ 相撲館けはや座 ⇒ 万葉歌碑 ⇒ 傘堂 ⇒ 鳥屋口古墳 ⇒ ランチ ⇒ 当麻寺 ⇒ 中将堂本舗 ⇒ 近鉄当麻寺駅 ⇒ 近鉄高田市駅 ⇒ 丸栄製菓 ⇒ 近鉄大阪線高田駅

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9月22日は学生時代のお友達をお誘いして奈良などを歩く「きまぐれ歴史探訪」で、当麻寺がある二上山のふもとを訪ねました。

まず足を運んだのは、当麻寺近くの公園にある犬養孝先生揮毫の万葉歌碑です。大津皇子が石川郎女に贈った恋の歌です。

足引きの 山のしずくに 妹待つと 吾立ち濡れぬ 山のしずくに

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さらに山側へ歩いていき、次は昭和58年の造成時に見つかった鳥谷口古墳を訪れました。

二上山に葬られたとされる大津皇子の墳墓は二上山山頂にあるとされていますが、実はこの古墳が真の大津皇子の墳墓ではないかとも考えられています。

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石室の中には、あまりに急ごしらえとみられる石棺が遺されており、またこの場所から遠く畝傍山を見ることが出来、古代のロマンが広がる場所でもありました。

天武天皇の6人の息子の内、最も文武に秀でたとされる大津皇子は朱鳥元年(673年)10月3日に謀略の為に亡くなっています。あまりの奇遇なことですが、犬養孝先生も平成10年10月3日に亡くなられました。そんな思いも持って、鳥谷口古墳を見ていました。

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鳥谷口古墳へ行く途中に傘堂がありました。一本の柱の上に屋根が乗った特異な形状の建造物です。

大和郡山藩主本多政勝を弔うために、家臣や農民によって延宝2年(1674年)建てられたものということです。

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山側から降りてきて昼食をとった後、いよいよ当麻寺に入ります。當麻曼荼羅に因む中将姫伝説がある古寺です。

薬師寺に西塔が出来るまでは、西の塔と東の塔が現存する唯一のお寺でした。

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草創については不明な点も多いようですが、この地に勢力を持っていた当麻氏の氏寺として建てられたものと推定されています。

本堂の下から墳墓が確認されていて、当麻氏の祖先が眠る由緒ある土地として選定されたのではないでしょうか。

2023年10月 5日 (木)

かぎろひ歴史探訪で出会った鉄道車両たち 9/21

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9月21日は奈良歩き、かぎろひ歴史探訪で天理へ行きました。

近鉄鶴橋駅から西大寺駅へ、そこで天理行きの急行に乗り換えました。平端駅での乗り換えなしで直行です。

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集合時刻にはかなり早く着いたので、天理駅の南側の公園に保存されている車両に合いに行きました。

近鉄天理駅のホームに並行するようにD51と旧型車両が並んでいます。

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D51 691号機です。昭和17年6月に製造された機関車で、関西本線、奈良線、東海道線、紀勢本線、東北本線などで活躍しました。

走行距離は1,675,219Kmで、地球42周、月と地球を約2.5往復する距離だそうです。

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連結されて保存されている客車はオハ61-930です。桜井線、和歌山線、紀勢本線などを走っていました。

もとはオハユニ15-512号という木造車両として製造され、昭和30年に鋼製に改造されたということです。

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コースを歩いてたどり着いた奈良線の柳本駅です。もともとは1898年に奈良鉄道として開業した駅舎です。

1930年に今の駅舎に建て替えられて、現在に引き継がれています。ホームの下のレンガ積みの部分は奈良鉄道時代のものでしょうか。

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待つほどもなくやってきた万葉まほろば線の227系です。2019年に登場した新車です。

ロングシートなので、せっかくの万葉まほろばの景色を楽しむのには、ちょっと残念な車両ですけれど。

2023年10月 4日 (水)

かぎろひ歴史探訪 上つ道を歩く 9/21

天理駅 ⇒ 上街道 ⇒ 浄国寺 ⇒ 朝日観音堂 ⇒ 大和神社 ⇒ 黒塚古墳 ⇒ 黒塚古墳展示館 ⇒ JR柳本駅

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9月21日は、奈良歩き、かぎろひ歴史探訪の秋のシリーズの第1回目ということで、天理駅に集合し古代の上つ道を歩きました。

上つ道は、中つ道、下つ道とならんで、古代の奈良の南北をつなぐ主要街道として利用されていました。

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近世になると、上つ道は高畑にある空也堂から長谷寺へまいる修行僧の道となり、上つ道沿いにあった社寺に詣でながら長谷寺門前の隔夜堂への往復を繰り返していたそうです。

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上つ道には、かつて存在した寺社におかれていた石仏が一か所に集められているところがいくつも見られます。

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最後に既に何回か訪れている黒塚古墳へ行きました。古墳自体はきれいに整備されていて、とても気持ちの良い公園になっています。

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黒塚古墳の見どころは、1997年に34面の鏡が埋葬されたままの状態で発掘された状態をそのまま再現展示していることです。

積石による竪穴式石室の様子がここほどわかりやすいものはないですね。何回見てもドキドキです。

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渡邊大門編著 天下人の攻城戦 15の城攻めに見る信長・秀吉・家康の智略 朝日新書/読了・・・・・・・3人の天下人が城攻めで見せたの様子を専門家諸氏が解説している一冊。信長は天下への道半ばだったこともあり、敵対勢力が多く、必ずしも力押し出来ていませんね。秀吉、家康は諸大名を従えているので様子が大分違いますね。もう少し地図があって具体的に状況が把握できれば良かったかも。

2023年10月 3日 (火)

近鉄けいはんな線 新石切駅 9/20

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9月20日は、いつもの生駒詣で(仕事なんですが)で府県境を越えて奈良県に行きました。

朝一番の生駒駅のカット、新旧の電車が入れ違いでやってきました。400系と観光特急あをによしです。

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生駒の帰りに近鉄けいはんな線の新石切駅で降りて、生駒トンネルの出入りする電車を撮影しました。

新車の400系です。正面の近未来間満載のデザインに比べて、サイドのほうはのっぺりしていて、結構素っ気ない感じです。

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近い将来に廃車されるとのうわさが聞こえてきている1983年に登場した20系です。

今は大阪メトロ中央線~近鉄けいはんな線でしか走っていないようです。

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2022年から走り始めた30000A系の電車で、2008年に登場した30000系を継承しています。

この電車でも新しいのに、万博への置き換えの為に400系が登場したわけですね。

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けいはんな線の近鉄車両、7000系です。近鉄車はこの種類だけですね。

近鉄は万博用にどのように対応するか?ですが、2021年には奈良線からけいはんな線への直通を見送るとしていましたが、2022年にはパンタグラフと集電靴による2電源車両を走らせるとしています。ところが昨日の近鉄の万博対応コメントは鉄道に関して何も触れていませんね。どうなるのかな。

2023年10月 2日 (月)

大阪ハイドンアンサンブル 第27回定期演奏会 10/01

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昨日10月1日は、大阪ハイドンアンサンブルの定期演奏会に行きました。以前から気になっていたものの、聴く機会が無かったアンサンブルです。

昨日は堺や三田、神戸、川西、八尾など各地でコンサートがある中、伊丹でのこの演奏会を選びました。お知り合いの方がご出演でした。

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会場のアイフォニックホールです。つい先日、セント・マーティンオーケストラの演奏会を聞きにやってきたホールです。

10月になったこともあるのか、街中の広場では音楽や踊りのイベントが行われ、多くのお客さんでにぎわっていました。

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ベートーヴェンのコリオラン序曲で始まったコンサートは、ハイドンの交響曲第63番、モーツァルトの交響曲第40番と続きました。

30数名のアンサンブル、傷が無いわけではなかったものの、古典派の音楽に満たされて爽やかな時間が過ぎていきました。

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指揮はホルン奏者の深谷武生さん、汗をふきふき、巨体を揺らしての熱演でした。

ハイドンの交響曲の第1楽章は、先月の「きまぐれ音楽探訪」で触れたハイドンの歌劇「月の世界」の序曲でもあって、こんなところでという出会いを感じました。

2023年10月 1日 (日)

阪神タイガース優勝記念&副票付き5001系編成を追って 9/19

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9月14日の阪神タイガース、セ・リーグ制覇を祝して阪神電車の前面に優勝記念の副票と5001系にはHMがつけられているとのことで、つい先日9月13日に阪神電車を撮影していたのにもかかわらず、9月19日には

懲りずに出動していました。

武庫川駅で撮影した5001系。誇らしげに優勝HMを掲げています。

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ついで、甲子園駅に移動して別の5001系編成を撮影しました。背景の山は六甲おろしで有名な六甲山です。

5001系は今年度で姿を消す予定なので、この姿も今回限りというさびしいものですが、引退前に花道を飾ることが出来たのは良かったですね。

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この日の撮影は出屋敷駅から始めました。西側は4~5人もたむろっていたので敬遠して大阪梅田側に一人構えていました。

時まさに阪神タイガース優勝に因んだかのように、甲子園球場100周年記念ラッピング編成がやってきました。来年2024年がちょうど100年に当たるのでその記念ラッピングです。

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そして、急行型の昔の阪神顔を残している8502編成がやってきました。

この編成は阪神大震災で被災した編成を切り離した後、別の編成とドッキングした混成列車です。

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武庫川駅でも8502編成を撮影しました。この編成もその活躍期間が残り少ないかもしれないので、阪神タイガース優勝記念の副票を掲げた姿は貴重なものかもしれません。

狙っていた5001編成のほかに予期せぬ記念碑的な編成まで撮影出来て、大満足の撮影となりました。

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小泉武夫 発酵食品と戦争 文春新書/読了・・・・・著者は、発酵、発酵となんでも発酵と結びつけてしまう発酵の大先生ですが、この本はかなり冷静にデータを並べて、戦時の食品をはじめ、それだけでなく爆薬や探査機器などの食品以外のものにも発酵の力が関わっていたことを解説されていて、さすがと思わせる一冊でした。現在のロシアとウクライナの戦争にも発酵でもたらされているワインへの思いを鋭い口調で嘆いておられます。

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