空海展「密教のルーツとマンダラ世界」 奈良国立博物館 6/5
昨日6月5日はいつもの生駒詣で、仕事なんですが、その帰りに会期終了も迫った奈良国立博物館で開催中の空海展に行ってきました。
(上の空海展をクリックすると中心的な展示物を見ることが出来ます)
「密教のルーツとマンダラ世界」ということで、日本だけでなくインドネシアにある密教の資料も展示されている重厚な空海生誕1250年記念特別展でした。
奈良公園内の博物館の案内板です。右側の通路は人が多いので、左の方向、少し遠回りになりますが、そちらを進みました。
周りは多くの外国人、相変わらず鹿にお辞儀をさせて鹿せんべえを与える姿が見られました。
数多くの展示物の中から撮影しても良いという一点、中国の唐時代、長安にあった安国寺跡で発見された文殊菩薩さんです。
服装や持物から金剛波羅蜜(こんごうはらみつ)菩薩に近いとされています。
発掘に当たり、多くの密教に関係する像が見つかっており、長安での密教の隆盛を物語るものとされています。
その他、多くの空海、密教関係のものが展示されており、特に空海に密教の奥義を授けた恵果の姿絵に空海が「恵果阿闍梨師」と揮毫したものは印象的な展示物でした。
国立博物館の旧館、現在の仏像館の建物です。
今回は空海展で満腹になったので立ち寄りませんでした。
それにしても、めちゃくちゃ観覧者が多く、混雑していた空海展ではありました。
近衛龍春 嶋左近の関ヶ原 実業之日本社文庫/読了・・・・・・450ページを超える力作で、内容も濃いので時間がかかりましたが、ずっと戦国時代にいて緊張の読書時間でした。「三成に過ぎたるものが二つあり、嶋の左近と佐和山の城」と言われたように、武勇で鳴らした嶋左近の物語です。嶋左近はそれなりに武のものかもしれないけれど、仕えたのが三成ではやはり実力を発揮できなかったのではないでしょうか。そういう三成像も描かれています。ただ、この著者、データを並べ過ぎ難ちゃうかな。調べた資料をすべて載せたいという欲求があるような。
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