かぎろひ歴史探訪 太子誕生の地とも伝わる橘寺 03/27
岡寺駅⇒丸山古墳⇒植山古墳⇒菖蒲池古墳⇒川原寺⇒橘寺⇒飛鳥川⇒甘樫丘バス停⇒(バス)⇒近鉄橿原神宮前駅
3月27日は春の奈良歩き、かぎろひ歴史探訪で飛鳥へ行ってきました。
近鉄南大阪線の車窓から幾度も見た割りに、初めて訪れることができた丸山古墳です。
丸山古墳は全長310m、6世紀後半築造の巨大な前方後円墳です。
奈良県では最大、全国第6位の規模で、6世紀の後期古墳に限ると最大の古墳です。
この写真は次に行った植山古墳から見た丸山古墳、左の樹叢が後円部でここに全長28.4m、玄室長8.3m、羨道長20.1mを測る日本最大の横穴式石室があります。
次に訪れたのが丸山古墳の東方にある植山古墳で、ここは近年、植山古墳公園として整備されています。
植山古墳は、甘橿丘から伸びる丘陵の西端に位置し、東西約40m、南北の現存長約27mの大型方墳です。
ここでは、平成12年度の調査で全容が解明され、東西に並ぶ2基の大型横穴式石室が見つかりました。
石室はこのように覆いが掛けられ、後の詳細な調査が行われるようです。
ここは推古天皇と息子の竹田皇子の陵墓と考えられており、後の時代に大阪の太子町の科長(磯長谷)へ移されたとのことです。
昼から訪れたのは植山古墳の南東に位置し、天武・持統天皇陵とともに藤原京の中軸線上にある菖蒲池古墳です。
墳丘の封土はほとんどないものの、平成22年の調査で一辺30mほどの二段築盛の方墳であることが判明しました。
石室が露出しており、とても精緻な造りの2基の家形石棺を見ることができます。
朝から巨大な古墳を見て回り、古墳の外観だけでなくここで石室の中を見ることができてよかったです。
最後に訪れたのは聖徳太子の生誕地とされる飛鳥の橘寺です。
ここではお寺の本堂で橘寺についての説明を受けましたが、その時だけ外で雨が降っていましたね。
橘寺は創建年は推古天皇14年(606)とされ、8世紀には66もの堂塔があったが、現在の本堂、観音堂などは江戸に再建されたということです。
写真は平安時代の後期、久安4年(1148)に落雷のために焼失した五重塔の心礎石です。
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