かぎろひ歴史探訪 香久山周辺で出会った石？ 万葉歌碑も 05/08

5月8日は、春の奈良歩き、かぎろひ歴史探訪で香久山周辺を歩きましたが、いろいろな場所で石に出会いました。

膳手寺跡にあった二つの礎石は、柱座の中央に20センチほどの円孔がありました。

天香久山神社境内にあった末永正雄氏揮毫の万葉歌碑です。

久方の　天の香具山　このゆふべ　霞たなびく　春立つらしも　　　　柿本朝臣人麻呂（巻十　　一八一二）

畝尾都多本神社にあった猪熊兼繁氏揮毫の万葉歌碑、控えめな文字が好感です。

哭沢の　神社（もり）に御瓶据ゑ　祈れども　我が大君は　高日知らしぬ　　　　檜隈女王　(巻二　二〇二)

本薬師寺跡のすぐ近くに作家の黒岩重吾氏揮毫の万葉歌碑がありました。

忘れ草　我が紐に付く　香具山の　故りにし里を　忘れむがため　　　大伴旅人巻　(巻三　三三四)

その本薬師寺跡の境内には、金堂跡の大きな礎石がむき出しで遺されています。

腰掛けるにはちょうど良い高さですね。