いつかは行きたかった藤田美術館へ 07/09
7月9日は、いつもの生駒詣での帰りに、奈良方面は一時的な大雨の恐れもあったので早々に大阪へ戻ってきて、一度は行ってみたかった藤田美術館を訪れました。
藤田美術館は明治期を代表する大阪の実業家であり、民間人で初めて男爵を叙位された藤田傳三郎とその息子たちによる蒐集品を展示している美術館です。
藤田美術館は2022年4月に現在の新館がオープンして、それまでの季節ごとの短い間の展示から通年展示へ変わりました。
中国、元時代14世紀の飛び青磁の片口です、これに冷酒を入れて注ぎたいものですね。
中国・殷時代 紀元前17~紀元前11世紀の饕餮禽獣文兕觥(とうてつきんじゅうもんじこう )です。
儀式のときに水やお酒を注ぐための器ですが、時代が古すぎて目がくらくらしました。
菱川師宣(ひしかわもろのぶ)が元禄5年(1692)に描いた大江山酒吞童子絵巻の中巻、源頼光が酒呑童子を倒す物語の絵巻です。
展示されていたのは、童子の屋敷に到着した頼光一行が、神から授かった毒酒を酒呑童子とその配下に飲ませて眠らせ、童子が居る寝所の扉を開く場面でしたが、なにせ、色がきれいでした。
樂家3代目の道入(1599-1656)による黒楽茶碗、「千鳥」の銘があります。
なんでも鑑定団でめちゃすごい値がつくやつですね。
江戸時代の終わりに淡路島の南端で賀集珉平によって創業された珉平焼(みんぺいやき)の鶏のつがいです。
京焼の精緻な技法を取り入れて発展した珉平焼も昭和の初めには廃業したとのことで貴重な作品です。
このような作品が28点、スマホによる解説付きでとてもゆったり見ることができ、期待にたがわず、とても素晴らしい美術館でしたが、実はこれだけでは終わりませんでした。
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