藤田美術館の庭がすごかった 07/09
7月9日はずっと行きたかった藤田美術館を訪れた日でした。
素晴らしい展示物を見た後、出口を出るとそこには一つの部屋があり、元の美術館が蔵であった名残りか、蔵の窓をひとつのキャンバスに見立てた景色がありました。
窓の向こうにある樹はカエデモミジのようで、秋には紅葉した風景が見られるそうです。
庭に出ると目の前にあるのが多宝塔で、高野山の光臺院(こうだいいん)から移設したものです。
下層3間四方の周囲に縁をめぐらせ、上層は円形平面で漆喰塗の亀腹を設け、宝形型の屋根を載せていて、相輪を含めた総高10.2mの小規模なものであるということです。
移設後、藤田男爵は同じ多宝塔を現地に建てたそうです、それもすごい。
庭には茶室があり、これは戦災で焼失した茶室を復元したもので「光雪庵」と名付けられています。
この茶室はかつて藤田邸内に存在した40もの茶席のうちの一つ“会庵”を再構築したということです、40っていうのもすごい。
さて、庭のひと隅に見つけたのは、とてつもない大きさの塔の心礎石です。
職員の方に聞くと、これは東大寺東塔の礎石と伝えられているということです。
東大寺東塔というと、高さ70メートルの七重塔があったと言われていて、これが本物だったらすごいことですね。
また庭園にはいくつもの礎石がおかれていて、職員の方の話では奈良桜井の山田寺のものであるということです。
これが本当なら、かなりの数の礎石が山田寺から移設されたことになり、研究が進むことが期待されます。
私が言うよりも、たぶん、誰かが一所懸命研究していることとは思いますが。
今日から四国詣で、仕事なんですが、愛媛県へ行ってきます。
ブログは明日、明後日はお休みします。
六角精児 役者とギャンブル 三角でもなく四角でもない六角精児 ちくま文庫/読了・・・・・・いまでこそテレビで放送されている呑み鉄本線日本旅という番組で見ることが多い六角精児さんですが、かつては売れない役者でギャンブル狂い、借金まみれというどうしようもない生活だったとのこと。赤裸々に語られた愚図ぶりにあきれるばかりですが、本当に売れて良かったですよね。
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