オーケストラ千里山第34回定期演奏会 7/2
昨日7月2日は、いたみホールで開かれたオーケストラ千里山の第34回定期演奏会を聞きました。
今回は招待状をいただいていました。招待状をいただくと、いくつかアマオケのコンサートが重なっていても、招待先へ行ってしまいますよね。
会場のいたみホールです。それほど大きなホールではないですが、高槻の新しいホールよりもステージは広いし、2階席の通路が中央を横切っているので席が適当にばらけることができるし、演奏中も比較的明るいので遅れてきた人が席を見つけるのも容易だし。
最近林立しているホールの設計者はこのいたみホールの構造や工夫を勉強して考えを改める必要がありそうです。最近のホールは2階席後方からしか入れないし、演奏中は真っ暗になるし、2階席が急傾斜で危険だし、いい所はひとつもないですから。
指揮は、そのタクトを振る姿がかっこいい木下麻由加さん、今回もきりっとした姿勢でオーケストラを巧みにコントロールしていました。
やっぱり、かっこいいです。相撲の宇良関に少し似ているかな、親しみやすい風貌の方です。
演奏されたのは、まずはボロディンの交響詩「中央アジアの草原にて」、超有名曲ですが生で聞く機会は意外に珍しく、過去に聞いたかどうか覚えがありません。抒情的な旋律が美しい曲です。
次のベートーヴェンの交響曲第8番は、とても立派な演奏でした。推進力もあるし、切れ味もいいし、ブラボーが飛び交っていました。
最後のドヴォルザークの交響曲第7番は、木下さんが第一楽章では指揮棒を飛ばすなど、たいへんな熱演、素晴らしい演奏でした。
これだけ素晴らしい演奏会だったのに、中途半端なレベルの演奏でのアンコール、これは全く不要でしたね。ドヴォルザークの熱演の余韻を持ったまま帰途につきたかったです。アンコール曲を練習する時間があれば、せめて最初の曲の練習に時間を使うべきでしたね。
会場となったいたみホール、最近林立するホールと比べて改めてこのホールの良さが分かりました。
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