関西フィルハーモニー管弦楽団

2024年6月23日 (日)

関西フィルハーモニー管弦楽団第347回定期演奏会 6/22

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昨日6月22日はお誘いをいただいて関西フィルハーモニー管弦楽団の第347回定期演奏会を聞きました。

「偏愛、、、シェーンベルクの愛が映し出すブラームスの隠された狂気」って、何だかわかるようなわからんような?

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ということで、シベリウスのヴァイオリン協奏曲とブラームスのピアノ四重奏曲第1番の管弦楽版、シェーンベルクによる編曲版というプログラム、もうこれはお腹いっぱいになる並びですね。

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ヴァイオリンは堀米ゆず子さん、何だか最近この方に当たることが多いですね。

とても繊細かつ大胆、そして堂々とした風格も感じさせられるんですよね、今回も第一楽章の入りから魅了されました。

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指揮は沼尻竜典さん、沼尻さんというとセンチュリー交響楽団とのショスタコーヴィチの交響曲第11番というのが強烈なイメージで残っていますが、今回も丁寧(というか律儀な指揮振り)でこの難曲をリードしていました。

圧巻はコーダで見せたテンポのあおりで、今回も強烈な印象を残して大曲を締めてくれました。

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会場のザ・シンフォニーホール、そのプロムナード通路です。

開館から40年以上になりますが、ホール自体が素晴らしい楽器になってきたなぁと感じる素晴らしい音響でした。

2023年5月15日 (月)

オーボエとヴィオラのデュオ マグノリア・コンサート 5/14

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昨日5月14日は、阪急文化財団が主催するマグノリア・コンサートで、オーボエとヴィオラのデュオ・コンサートを聞きました。

いずれも関西フィルの名手、オーボエの佛田明希子さんとヴィオラの中島悦子さんによるコンサートを聞きました。

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会場のマグノリアホールです。初めてやってきましたが、大きさは西天満のモーツァルトサロンと同じくらいでしょうか、詰めたら100人くらいは収容できそうな小ホール、サロンコンサートに向いている空間でした。空調の音が少し気になりましたけど。

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演奏されたのは、テレマン、フィエラ、バルトークがデュオによる演奏で、バッハの無伴奏チェロ組曲第3番がヴィオラのみによる演奏でした。フィアラはモーツァルトの8歳年上の作曲家でオーボエ奏者だったとか、とても技巧的に聞こえる素晴らしい音楽でした。

バッハの曲のヴィオラ版は今井信子のCDなどで親しんでいましたが、生で聞くのは初めてでした。チェロよりも自由でのびやかな音の広がりが感じられ、極上の時間でした。

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会場のマグノリアホールがある逸翁美術館です。阪急電車の創始者である小林一三の邸宅跡に建てられた美術館を平成21年に現在の地に建て替え、移転したものです。外からは何回も見ていましたが入ったのも初めてでした。昨日は、いろいろと初めてづくしの日でした。

さて、今日から久しぶりの四国詣で(仕事なんですけれど)、明日、明後日のブログ更新はお休みの予定です。

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出久根達郎 幕末明治 鬼才列伝 草思社文庫/読了・・・・・・・・維新前後に登場した人々の生涯を掘り起こして紹介するとありますが、本書の4割ほどは幸田露伴の人生に割かれています。また2割ほどは二宮金次郎に割り当てられていて、その他の4割に天田愚庵、清水次郎長、丸山作楽、陸羯南、高島嘉右衛門、西村三平、二宮敬作、三瀬周三等々が描かれています。とはいうものの、その他の稿で登場する人々が「ご縁」としか言いようのない繋がりを持っている展開にはドキドキさせられます。さて、二宮敬作の郷、愛媛県卯之町へこれから出かけましょうか。

2023年5月 3日 (水)

関西フィルハーモニー管弦楽団第336回定期演奏会 4/29

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4月29日は友人のお誘いを受け、ザ・シンフォニーホールで開かれた関西フィルハーモニー管弦楽団の第336回定期演奏会を聞きました。

ここ数年、足を運ぶ機会が少なくなっていたこのホールへ、今年はもう毎月のように来ています。開館から40年を経てホール自体が楽器のように響くようになりましたね。

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この日の定期演奏会は首席指揮者の藤岡幸夫さんの指揮、チェロの長谷川陽子さんによるソロという出演者です。

藤岡さんの指揮は何回も聞いていますが、長谷川さんの演奏は初めてでした。

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演奏されたのは田中カレンさんの「ローズ・アブソリュート」、「アーバン・プレイヤー」という2曲、2曲目では長谷川さんの力強くも巧みなチェロの演奏が聴けました。音楽は前衛的な現代曲というより感性になじむ旋律を大切にした内容でした。

後半はヴォーン・ウィリアムズの交響曲第5番、V.ウィリアムズらしいたゆとう流れの音楽に浸りました。何も考えずにその音楽の中に埋没するととても気持ちの良い音楽です。

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聞いたのは一階席の真ん中あたり、ステージが近くに見える良い席でした。弦楽器がきれいに聞こえるという点では、ザ・シンフォニーホールは関西周辺のホールの中でもピカイチではないでしょうか。充実した時間を過ごすことが出来ました。

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小和田哲男 教養としての「戦国時代」 PHP新書/読了・・・・・・・大河ドラマなどの時代考証に多く当たっている著者による戦国時代の名将たち、あるいは合戦における客観的評価をわかりやすく、またポイントをついた解説でさらっと読み通すことが出来ました。こういった本で基礎知識を持ったうえで歴史小説に入っていくとさらにわかりやすくなるでしょう。

2023年2月26日 (日)

関西フィルハーモニー管弦楽団第334回定期演奏会 2/25

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昨日2月25日は、お知り合いからお誘いをいただいて、関西フィルハーモニー管弦楽団の第334回定期演奏会を聞きました。

関西フィルは1970年頃にヴィエール室内合奏団として発足して以来、1980年代には定期会員になるなど、何かと聞く機会が多い楽団です。

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福島にある会場のザ・シンフォニーホールです。「残響2秒」というコンセプトで1982年に開館したこのホールもすでに40年を越えました。

福島界隈を歩くのも久しぶりのことで、JRの大阪新線の工事の様子や、それに伴う町並みの改変等、以前と比べて様変わりしている一角には驚きました。

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演奏されたのは、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番とラヴェルのバレエ音楽「ダフニスとクロエ」の全曲です。とてもセンスが感じられるナイスな選曲ですね。

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ピアノのペーター・ヤブロンスキーです。ペーター?って思いましたが、NHKではピョートル乃至ペートルという表記になっていたかと思いますが。

第一楽章の導入から、輝かしい音と卓越した切れの良いピアノで、演奏効果が高いプロコフィエフの協奏曲を盛り上げました。この曲の代表的な名演であるアルゲリッチの演奏を彷彿とさせました。

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後半は、トルトゥリエの指揮でダフニスとクロエでした。トルトゥリエ、懐かしいお名前です。この人の父は、著名なチェリストで、何枚もその演奏のレコードやCDを持っています。

この日のダフニスは、繊細さと色彩の妙を持ち合わせた音の洪水とでもいいのでしょうか、煌々しい演奏でした。この曲は、組曲では聞くことがありますが、全曲を聞くことができるとは稀有なことですね。とても良い時間を過ごすことが出来ました。

2021年9月13日 (月)

関西フィルハーモニー管弦楽団第322回定期演奏会 9/11

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9月11日は、お誘いを受けて久しぶりのプロオケの演奏会、関西フィルハーモニー管弦楽団の第322回定期演奏会を聴きました。会場は福島のザ・シンフォニーホールです。「音楽の上が舞い降りるモーツァルト&ベートーヴェン」とフライヤーにありますが、さてどうだったでしょうか。指揮はオーギュスタン・デュメイ、ピアノの児玉桃さんのご出演です。

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前半は、児玉桃さんのソロでモーツァルトのピアノ協奏曲第23番イ長調が演奏されました。柔らかく華麗なピアノだったでしょうか、しなやかと言い換えることができるかもしれません。第2楽章シチリアーノは特にそんな感じ。そんななか、ときおりモーツァルトではないショパンの音が聞こえてきたり、チャイコフスキーの強靭な響きがあったりと、音色の変化も面白く聞きました。オーケストラもしなやかにつけていましたね。演奏後、突然の指揮者のリクエストでトロイ・メライのアンコール、ここに桃さんの本領が発揮されました。

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後半はベートーヴェンの交響曲第7番です。叩きつけるようなアタック、とげとげしい鋭い全奏、とてつもなく早い第4楽章、相変わらずのデュメイの音楽でした。デュメイは、自身の演奏の時はマイルドで響きを大事にした演奏に徹するのですが、オーケストラを指揮したときは、とにかくちぎっては投げちぎっては投げの荒っぽい演奏になります。今回もそうでした。前半のモーツァルトのバックのようなしっとりとしたしなやかなオーケストラの音はベートーヴェンからは聞こえてこなかったです。不思議な指揮者さんですね。

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唐突ですが、本日この機関車が似合う年齢になりました。ますます元気にこの一年を乗り切りたいものです。

2021年1月31日 (日)

神戸国際ホール ワンコインコンサート

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昨日、1月30日は緊急事態宣言下ではありましたが、前々から気になっていた神戸でのコンサートに行ってきました。神戸国際会館こくさいホールで開かれた関西フィルのメンバーによるワンコインコンサートです。ヴァイオリンにコンサートマスターの岩谷さん、オーボエのソロに主席の佛田さんというご出演です。

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演奏されたのは、グリーグ、ドヴォルザーク、バッハのアリアといった小品のほか、サン=サーンスの序奏とロンド・カプリチォーソ、これを岩谷さんのヴァイオリンで。そして、佛田さんのオーボエでベッリーニの協奏曲。最後に、お二人のソロでバッハのヴァイオリンとオーボエのための協奏曲というプログラムでした。

岩谷さんのつややかなヴァイオリンの音色、佛田さんのまろやかで、柔らかい響きのオーボエに魅了された充実の一時間となりました。

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神戸国際会館も震災後建て替えられ、すっかり立派になりました。左右のデッキの座席も特別感があっていいですね。いつか座ってみたいものです。最後の一枚は、全体の様子が分かるようにネットから拝借しています。横幅はそれなりにありますが、奥行きは芸文ホールほどないので、どこにいてもステージが近いので演奏者と聴衆の一体感を感じるホールです。

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