衣笠交響楽団第27回定期演奏会
一昨日、7月20日はなかなか興味をそそるようなコンサートがなかったのですが、昨日7月21日は、ノインテ、阪大響、クラン・クレーデそして衣笠響といくつものアマオケのコンサートがほぼ同時刻の開催と重なっていました。もう少し曜日がばらけないものでしょうか。とか、思いながら、立命館大学のいばらきフューチャープラザ・グランドホールで開かれた衣笠交響楽団の第27回定期演奏会を聴きました。
指揮は、団内OBの小島さんと林さんで、ブラームスのハイドンの主題による変奏曲、チャイコフスキーの白鳥の湖からのハイライト、ベートーヴェンの交響曲第7番と言うプログラムです。ハイドンバリエーション、この曲で大感激するとかはなかなかな楽曲ですけれど、いくつか面白いと思えるニュアンスが伝わってきました。どこがどうとかは表現できませんが。白鳥の湖は最近関学オケで聞いたところなのでどうしても比較してしまいます。ちょっと乱れとかもあったかな。
ここで、気が付いたのですが、このホールで聞くオーケストラの音は、弦楽器は程よくブレンドされて聞こえるのですが、管楽器、特に金管楽器は、ストレートなデッドな感じで、さらにとても大きな音に聞こえるのですね。金管楽器が鳴り出すと、弦楽器の音がかき消されてしまいます。また、木管楽器でもとても大きな音に聞こえますね。昨日は弦楽器でも50名ほど、たしか、11+11+10+7+8くらいの編成でしたが、管楽器に押されていましたね。白鳥の湖では、曲によってはブラスバンドの演奏のようでした。
ベートーヴェンの交響曲第7番は、小島さんの熱のこもった指揮で、とてもアップテンポの快活な演奏でした。演奏自体は、岩をちぎっては投げと言うようなごつごつ感もあって、とても面白いものでした。オケの方々も力がいっぱい入っていたのでしょうね、終わった後の解放感が伝わってきました。ところが、意外に客席の拍手が醒めたものだったのが、???でした。あまりの熱演に客席が置かれていってしまったのでしょうか。
衣笠交響楽団、アマオケの中でも、特にアマチュアイズムをもって活動していましたね。かつては、衣響全国ツアー京都公演とか銘打っての演奏会があったり、広島カープの真っ赤な客席でタイガースの衣装で座る団長さんの紹介写真がパンフに載っていたりと、なにかひねりがある団体でしたが、今回の演奏会では、普通のアマオケになっていました。なんだか、寂しいなぁ。
茨木へ向かう途中の阪急電車も貼っておきます。カラフルな車両が増えていますね。
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