宝塚響

2024年6月10日 (月)

宝塚市交響楽団第73回定期演奏会 6/9

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昨日6月9日は特に予定はなかったのですが、関西アマオケカレンダーのサイトを見ると宝塚市交響楽団の定期演奏会があることを思い出し、昼から出かけて兵庫芸術文化センターへ足を運びました。

6月2日に写真展を終えてから緊張感のない生活になっているのでしょうかね。

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さて、来てみると、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は大変な名曲だけど、シベリウスの交響曲第1番とは渋い選曲ですね。

当日券で3階の座席を確保しました。芸文センターで開催して千円は安いですね、楽員の負担も大きいわけですが。

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指揮はウクライナで活躍していた浦優介さんです。ロシアの侵攻で現地での活動が出来なくなったそうです。

なにかと戦争の影響を受けた指揮者がいるようで、王子こと高谷光信さんも活動に影響を受けていましたね。

浦さん、きびきびとした指揮スタイルでぐいぐいオーケストラを率いる姿は素晴らしいです。

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ピアニストは、以前ラフマニノフの第3番でバリバリの演奏を聞かせてくれた神戸市出身の崎谷昭弘さんです。

音楽の構築性が目に見えるかのようなガチッとした力強い演奏はさすがです。

しかし、この高いレベルのピアニストさんがプロオケではなくアマオケと組まなくてはならないって、ピアニストの世界も競争が厳しいのでしょうね。

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それにしても、関西のアマオケでもトップレベルの腕前を披露する宝塚市交響楽団ですが、さて、何を目指しているのでしょうか。

正直、プロオケのまねをしているような気がしますが、腕前で追いつけるわけでもないですね。

「儲けないでいい」「自由に演奏できる」というアマオケの特権を生かして、できることはもっとあるはずなのになぁと、以前にもこのオーケストラの演奏を聞いて思ったことがありましたね。

2017年10月 9日 (月)

宝塚市交響楽団第62回定期演奏会

1今日は昼からオーボエ工務店さんの御誘いで、芸文センターで開かれた宝塚市交響楽団の第62回定期演奏会を聞きました。指揮は、シズオ・Z・クワハラ、ピアノは西宮市出身の崎谷明弘。芸文センター前の公園も人がいましたが、今日は暑かったですね。

2さて、コンサートは、モーツァルトの歌劇「魔笛」序曲で始まりました。これが10分ほどの音楽ですが、実に内容の濃い音楽が聞こえてきました。どちらかというと休符をうまくコントロールする指揮者のようですね。

次に、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番という大曲が演奏されました。この崎谷さんというピアニストが大変すごかった。どちらかというとバリバリ弾くタイプなんでしょうが、音の線はきっちりと浮かんでくるし、オーケストラとがっぷり四つ以上の存在感をありました。テクニックは申し分ないですし、音楽の中のほとんどの部分をピアノが占めているという演奏でしたね。すさまじい演奏。

※崎谷さん、加古川でピアノ教師をしている同窓生の友達の教え子とか、本人も知っているそうで、小学3年生のころに日経新聞を読む変わった子だったとか。

3休憩の後は、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」です。もう、協奏曲だけでお腹いっぱいのところ、これが少し難解な演奏となりました。とてもテンポが速いのです。音楽の中にある呼吸とか、生命感というようなものが感じられない一本調子の音楽です。スーパーカーに乗って高速道路をぶっ飛ばしたという表現が適当かと思います。フリッチャイの演奏をベストと考える小生には、このテンポは不可解なものでした。演奏が立派なだけに、残念。お客さんの声の中に、協奏曲だけで帰ればよかった という声があったのも尤もかも。

2017年4月16日 (日)

予告(宣伝かも) 宝塚市交響楽団第61回定期演奏会のお知らせ

61st_l この楽団から、当選通知が来て、次回のこのコンサートにご招待をいただきました。
というわけで、ここはひとつよいしょもしておかないといけませぬ。
6月18日、14時から西宮北口の芸文ホールでの開催、指揮は牧村邦彦、ブラームスの交響曲第2番をメインに、リヒャルト・シュトラウスのティルとフンパーディンクのヘンゼルとグレーテルの序曲です。
御用とお急ぎでない方はぜひどうぞ。
 
134980_l 和田竜 村上海賊の娘 3 新潮文庫/読了・・・・・・売れに売れている小説らしいけれど、なんともテンポが良くありませんね。大づかみな話とこまかな話のバランスがどうもねぇ。題材は面白いのですが、もう少し時間の流れや情景の距離感とか、そういう具体性が見えてこないと小説の世界に引き込まれません。第3巻の後半はがぜんよくなってきているので、最後の第4巻が期待ですね。相変わらずの劇画タッチ、そこは好きずきなんでしょうが、映画化を意識した筆致になっているのかなぁ。

2016年11月 6日 (日)

宝塚市交響楽団第60回定期演奏会

Img_8968 晴れの予報の天気が裏切られ、寒風が吹く日曜日の午後、自転車に乗って西宮北口の芸文ホールで開かれた宝塚市交響楽団の第60回定期演奏会を聴きました。指揮は田中一嘉。
先ず演奏されたモーツァルトの交響曲第31番「パリ」は当初軽快なリズムが刻まれていたものの、少しそれが重くなるようなところも見られたが、もともとアンサンブルの良いこのオケの実力としては、目立ち傷はありませんでしたね。
 
Img_8969 後半は大曲、マーラーの交響曲第5番嬰ハ短調です。
マーラーを生で聴くことは、バブル時期以降ずいぶん多かったように思いますが、近年は少しずつその機会が少なくなってきているようです。マーラーを生で聴くことは、CDではわからない、楽器が複雑に絡み合っている様子を目で確認することができる楽しい時間です。今日はそのように充実した演奏を目と耳で楽しむことができました。
本日お誘いいただいたオーボエ工務店さんに感謝です。

2016年6月12日 (日)

宝塚市交響楽団第59回定期演奏会

Img_3669小雨が降り出した本日の午後、西宮北口の芸文ホールで開かれた宝塚市交響楽団の第59回定期演奏会を聞いた。本日は、リャードフ、エングルンド、シベリウスとロシア、北欧フィンランドのプログラムである。指揮は、新田ユリ、ピアノは宮田雅代。新田さん、最近よく出ておられますね。

59th_l曲は、ウィットに富んだ小曲が並ぶリャードフの8つのロシア民謡で始まり、その親しみを持てる旋律を愉しんだ。次いで、エングルンドのピアノ協奏曲が演奏された。全く知らない作曲家、作品であったが、緊張感のある音楽をピアノがしっかり押さえこんで聞かせるという進み方。少し固かった演奏も、アンコールでは天空を舞うかの表情に変わった。

休憩の後、シベリウスの交響曲第2番が演奏された。多分指揮者はこの曲の隅々まで知り尽くしているんだろうなというか、ぐいぐいオーケストラを引っ張っていき、曲の骨組みまでわかるかのような見通しの良い音楽が聞かれた。聞き手としても、一つ一つのフレーズに納得できる演奏で、息をもつかせぬほどの締まった音楽が展開された。オーケストラは、これはもう宝塚響ですから問題ありません。

あっ、アンケート出し忘れてしもた。これじゃ、今度は招待に当たらんわなぁ。

Sim宮部みゆき ペトロの葬列 上 文春文庫/読了・・・・・・・最近軽い作品も目立つ宮部みゆきだが、久しぶりに本格的に面白い作品ですね。最初は何も起こらないのかという導入からいきなり日常を覆す事件に巻き込まれ、いったんはそれも終息したものの、新たな謎が沸きあがるという展開にもう飲み込まれてしまっています。これは一気に読んだ方が良いのか、じっくり読んだ方が良いのか悩むところです。さて、そろそろ下巻に移りましょうか。

2015年9月 6日 (日)

宝塚市交響楽団第58回定期演奏会

Img_4501_2雨模様の日曜日、午後から芸文センターで開かれた宝塚市交響楽団の第58回定期演奏会を聞いた。席は2階の正面、ほぼ真正面の席で、オーケストラの動きを良く把握できた。指揮は、田中一嘉、チェロの独奏にセンチュリー響の北口大輔を擁してのもの。先ずはシューベルトの未完成交響曲から。ゆったりとしたテンポで音楽が展開し、緊張感もあり、深みのある音楽が奏でられた。願わくは、もう少し響きというものについて整理された透明感が欲しかったが、アマオケでそこまで思わせるのは、宝塚響の実力があってこそのもの。

Img_4502次いで、チャイコフスキーのロココの主題による変奏曲が北口のソロで演奏された。ロマンティックなこの曲も北口の刃物のようなチェロのスタイルの前には、音楽の様相がだいぶん変わってしまうようで、鋭利な金属のきらめきを感じさせるソロには脱帽。

休憩の後、シューマンの交響曲第4番が演奏された。すべてに計算されたような緻密な演奏は、それはそれでレベルの高いものだったが、未完成ともども、ロマンの霧が音楽を包み込むような空気感は感じられなかった。それは好みの問題だけれど、仕方ない。

未完成の最後で指揮者が棒を上げたとたんに拍手して雰囲気を壊した奴、オープンマウスで咳をする奴、演奏中にも関わらず会話に夢中な奴、市民楽団と言えど、市民に音楽を聴く態度を啓蒙することも大切かと。つまらん感想ですけれど。

2015年5月 3日 (日)

昨夜の宝塚市交響楽団第57回定期演奏会

Img_3584昨夜はオーボエ工務店さんのお誘いで、芸文センターで開催された宝塚市交響楽団の第57回定期演奏会を聞いた。お客さんは4階の客席まで満員となった。指揮はコントラバス奏者の南出信一、ヴァイオリンは数々の受賞歴を持つ見渡風雅(みわたしふうが)、パンフには珍しく生年が記載されており、今年二十歳のお嬢さん。

Img015モーツァルトのフィガロの結婚序曲で始まったが、これが何ともだれたダレたテンポで、オペラの序曲としてのドキドキ感皆無の演奏、私が学校の先生ならこれは0点だ。あの宝塚饗のアンサンブルもピリッとしていない。次いで、見渡風雅のソロで、メンデルスゾーンの協奏曲が演奏された。これがすごい。出だしから、この人のヴァイオリンの音に魅了され、気が付くと演奏が終わっていた。凛とした気品と存在感のある音、そして清潔感もあり、バックがどんな強奏でも決して音がまじりあわない個性を備えている。持っている音に関しては、天が与えて才能だろう。今後、さらに演奏スタイルを磨いて高みに上がってもらいたい。この音を自分のものとしたいプロ演奏家は何人も居ることだろう。

休憩の後、ベートーヴェンの交響曲第7番が演奏された。これもモーツァルトのようなテンポで演奏されたが、そうすると逆に堂々と構えた、小細工のないスタイルで、思わず朝比奈隆の演奏を思い出してしまった。特に第一楽章はこれ以上ないほど堂々とした演奏で、十分満足してしまった。ただ、第3楽章は繰り返しを全部行うという演奏で冗長な感じを受けた。そこまでせんでもええやろうと。最終楽章も決してテンポをあおることなく、大きな音楽が展開された。ケレン味のない演奏スタイルで成功するということは、結局、ベートーヴェンの音楽が素晴らしいということだろうか。

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