日本センチュリー交響楽団第197回定期演奏会
すさまじく冷えた本日の夕方、福島のザ・シンフォニーホールへ向かい、日本センチュリー交響楽団の第197回定期演奏会を聞いた。ホールの前の樹にLEDのイルミネーション、こんなの初めてです。このホールも運営が変わって、いろいろと新規なことを始めていますね。
さて、本日はオケにとっても、初めての指揮者、チェコ出身のイジー・シュトルンツ。あのエリシュカに師事したとある。曲はスメタナの交響詩「我が祖国」ということで、自家薬籠中の楽曲なのでしょう。繊細で、リズムがしっかりあって、若々しさに満ちていて、決して爆発せずに理性の範囲で音量をコントロールできて、と申し分のない演奏でした。最後のブラニークでは大変な盛り上がりになりましたが、それもきっちり前半から計算されていたかのよう。馥郁とした音色をセンチュリーから引き出していて、これなら、彼のシューマンやメンデルスゾーンも聞いてみたいところだ。
ところで、センチュリーは来季からチケット販売方法や料金、その他サービスの各面で大きく様変わりする。定期演奏会も金曜日と土曜日の2回公演となるなど、変化が大きい。確かに木曜日の夜の定期は通いづらいものがあった。客の減少に歯止めが掛けられるかどうか、頑張ってほしい。
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