本を読んだら、その実写が出てきた!
和田洋 こんなものまで運んだ! お金にアートに、動物・・・知られざる鉄道の輸送力 交通新聞社新書/読了・・・・・・明治の開業以来、鉄道で運べないものはほとんどありませんでした。また、運ぶものの種類が増えてきたことでの苦労が増えてきたなど、荷物、貨物に特化した視点での鉄道史というのが面白かったですね。日本では鉄道は人を運ぶのが主な仕事になってしまいましたが、海外で鉄道の役割は、まだまだ貨物主体ですからね。
さて、この本を読み終えた昨日、テレビも面白そうなのがないなぁと、ネットで見つけた古い記録映画を見ていました。鉄路の昭和史というものです。その第一部らしいです。昭和史と鉄道というとどうしても戦争にかかわる話が多かったですけれど。
続けてみるうちに、鉄道開業80周年を記念して運行された「動く鉄道博物館」という列車が紹介されました。この話はまさに、読んでいた本の中に出ていた話です。鉄道の仕組みなどに触れることができない地方の子供たちにもわかりやすく鉄道を紹介する目的で全国を巡回していたようです。車両はホヤ168000というものです。
さらに、戦争が終わって海外から復員してくる兵員を品川駅で迎える学生たちの姿も紹介されていました。学生たちは降車する兵員の荷物運びや疾病者の介護などに励むとともに、省線電車への乗り換え時には、満員の乗客に一時の降車を呼びかけ、復員者を優先して乗車できるように図るなど、心を込めたボランティアに励んでいました。これも本に紹介されていたことでした。
期せずして、本の内容とラッピングする実写の動画を見ることが出来て、大変充実した感動を得ることが出来ました。
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