2021年1月12日 (火)

本を読んだら、その実写が出てきた!

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和田洋 こんなものまで運んだ! お金にアートに、動物・・・知られざる鉄道の輸送力 交通新聞社新書/読了・・・・・・明治の開業以来、鉄道で運べないものはほとんどありませんでした。また、運ぶものの種類が増えてきたことでの苦労が増えてきたなど、荷物、貨物に特化した視点での鉄道史というのが面白かったですね。日本では鉄道は人を運ぶのが主な仕事になってしまいましたが、海外で鉄道の役割は、まだまだ貨物主体ですからね。

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さて、この本を読み終えた昨日、テレビも面白そうなのがないなぁと、ネットで見つけた古い記録映画を見ていました。鉄路の昭和史というものです。その第一部らしいです。昭和史と鉄道というとどうしても戦争にかかわる話が多かったですけれど。

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続けてみるうちに、鉄道開業80周年を記念して運行された「動く鉄道博物館」という列車が紹介されました。この話はまさに、読んでいた本の中に出ていた話です。鉄道の仕組みなどに触れることができない地方の子供たちにもわかりやすく鉄道を紹介する目的で全国を巡回していたようです。車両はホヤ168000というものです。

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さらに、戦争が終わって海外から復員してくる兵員を品川駅で迎える学生たちの姿も紹介されていました。学生たちは降車する兵員の荷物運びや疾病者の介護などに励むとともに、省線電車への乗り換え時には、満員の乗客に一時の降車を呼びかけ、復員者を優先して乗車できるように図るなど、心を込めたボランティアに励んでいました。これも本に紹介されていたことでした。

期せずして、本の内容とラッピングする実写の動画を見ることが出来て、大変充実した感動を得ることが出来ました。

2020年12月21日 (月)

ブルーガイドブックス「奈良大和路」の顛末

ほぼ毎日更新ブログですが、コロナ+寒波+年末のいろいろな用事などでネタ探しの外出機会が減ってきており、今日も手元に来た話題などでお茶を濁します、はい。

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いつもの奈良歩き、かぎろひ歴史探訪に参加させていただいてもう5年が経ちます。その主宰の先生が書かれたガイドブックがあるとのことでご参加の方から紹介いただきました。とはいうものの、発刊はずいぶん昔(1995年)のことのようです。

ところが便利な時代になったもので、南アメリカ大陸のほう(、、、、Amazonですが)へ検索を飛ばすと、しっかり見つけることが出来ました。で、早速注文しました。

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待つほどもなく、届くものですね。便利便利です。ところが、どうも様子が違います。??? 実はこの本を書いた人は主催の先生ではなかったのです。ブルーガイドブックスで奈良・大和路、題名もあっています。注文票には、田中先生の名前がありますが、届いた本は足立巻一さんが著者名とあるではないですか。謎謎謎です。同じシリーズの別の本が届いたようです。

南アメリカ大陸のほうへ問い合わせると、確認ミスとのことで、返金されることになりました。また、本の返品は不要とのことで、この本は手元に置くことが出来ました。

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気を取り直して、ちゃんとしたほうを再び南アメリカ大陸へ注文すると翌日に届きました。よく見るとこちらはニュー・ブルーガイドブックスとなっています。目次をみると奈良の各地を網羅した内容になっています。そして、テーマガイドの中に懐かしいお名前を発見しました。「万葉峠」と題して、学生時代からお世話になっていた清原和義先生が文章を寄せられています。ご縁が一本の糸となってつながりました。

2018年7月 4日 (水)

北杜夫の本

41wsz5cztvl__sx333_bo1204203200_ずっと昔から北杜夫のファンで、その著作のほとんど、それこそ童話や限定となっているもの以外の作品は絶対読んでいると思っていました。

ところが今日、なにげにネットで北杜夫の作品リストを当たっていると、何と茂吉4部作は、その前半の2冊しか読んでいないし、文庫本の中でも抜けがあるし、という事がわかってきました。

Bc25fef144210e673d2e1ddbd3bd7cba今日は台風という事で外出もままならないと思っていたのですが、案外雨も強くならないものですから、昼から梅田に出て、紀伊国屋、ジュンク堂といった大きな本屋をまわってきました。

その結果、ジュンク堂で、茂吉彷徨世を捨てれば楽になる そして没後5年で作られたKAWADEムック北杜夫の3作をなんとか入手してきました。

51aijwkmryl__sx347_bo1204203200_まだまだ、未読の本がある事がわかりましたので、ちょっと気合を入れて本探しをしなければなりません。

当面、絶版の本はブックオフあたりを探してみることとしましょう。どうしてもなかったら、ネットで見てみることとしましょうか。

あぁ、大変だ!

2018年6月 6日 (水)

門井慶喜

Ogp門井慶喜、今年の直木賞を、銀河鉄道の父という作品で受賞した作家さんですね。先月あたりに、新撰組颯爽録シュンスケ!という2冊の幕末を扱った作品を読んでずいぶん気に入ったこの作家の本をまとめて買ってみました。

天才たちの値段、天才までの距離、注文の多い美術館、人形の部屋、パラドックス実践 雄弁学園の教師たち、おさがしの本は、この世にひとつの本、小説あります、ホテル・コンシェルジェ、こちら警視庁美術犯罪捜査班、東京帝大叡古教授、以上、11冊。

さて、どんな世界が広がるでしょうか。タイトルだけでも、期待が膨らみますが、どうなるでしょうか。

51bcu7fs0cl__sx343_bo1204203200_群ようこ ゆるい生活 朝日文庫/読了・・・・・・・・・独特の軽さのエッセイで楽しませてもらっている群ようこですが、今回は、自身の漢方薬との付き合いを赤裸々に綴った一冊です。とは言うものの、何だか眩暈がしたので、漢方薬局へ行って相談し、身体の水を抜かなくてはとか、自分の干支と同じ肉は食べてはいけないとか、ある年は鶏肉を食べてはいけないとか、根拠のない指導を受けているのが気になりますね。水分も極力とらないようにとか、塩もめちゃくちゃ減らすようにとか、夏場に干からびて、熱中症で倒れそうな指導をどうするんでしょうね。ちゃんと普通のお医者さんに行けばいいのになぁと思う一冊でした。

2017年8月29日 (火)

学びなおし太平洋戦争2,3,4

夏という事で、戦争関連の本が多く出ていますが、多分この夏に一番売れた戦争関係の本ではないでしょうか。いち時は、前半に売り出した第1巻、第2巻が店頭から消えてしまってましたから。

そこで、第4巻まで出そろうまで待って、買って読みました。この本は、秋永芳郎、棟田博が書き、単行本では伊藤正徳、高木惣吉が監修したものを今回、半藤一利が編集したものです。

前半勝ち進んだ日本がいったん負けると、負けの連鎖で、結局戦争を自ら終わらせることなく、昭和20年8月15日を迎えてしまいました。そこへ至る経緯が書かれていますが、日本人が元々書いた本ですから、多少は見栄えも良く書かれているものの、読んでいて、ただただやるせないという心持でした。考えさせられることが多くて深いシリーズでしたね。

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2017年8月14日 (月)

本 保存車大全 コンプリート3000両超

I3991970年代に姿を消した蒸気機関車が各地に保存されていますが、それらのような保存車両をくまなく調べ上げて、リストにした本があります。以前から、客車編、機関車編などとして出ていたものが一冊になったのでしょうか。ここでは、国鉄・JR、私鉄、鉱山鉄道などのカテゴリーで、さらに機関車、客車、貨車、業務用車両など細かな分類がなされています。あと、地域別の分類があればよいのですが、そこまでは望めませんね。

Img_1734これは保存車両のひとつです。大阪の摂津市の新幹線公園というところに、新幹線0系車両とともに静態保存されているEF15型電気機関車です。かつては最もポピュラーなデッキ付き電気機関車でしたが、今ではここくらいでしかお目にかかれません。保存車両は動かないからなどの屁理屈で見向きもしない鉄道マニアもいますが、今その傍らに立ち、静かなその物体からかつての輝きを感じ取ろうという心持ちもまた良いものではないでしょうか。

2016年12月 3日 (土)

真田太平記 全12巻読了

11 一昨日から四国詣でをしていましたが、それに持って行った池浪正太郎の真田太平記11巻、12巻を読了し、全12巻を読み通しました。
何と言っても道中とても長いので時間はふんだんにありましたから。
これらの作品は、10月の後半から読み始めたもので、約40日間で12巻を読破しました。
一冊が500~600ページあったので、ボリウムも大変なものでした。
 
12sim ストーリーは、現在放送中の大河ドラマ真田丸に沿ったものですが、放送の終了を待たずに読み終えることができました。
テレビではこれから大阪夏の陣が始まりますが、その攻防が11巻で、その後日談で真田信之の話しが12巻にまとめられていました。
いずれにしても、大変な大作であることは確かですね。堪能しました。

2016年7月12日 (火)

東急デハ3450の本

Img001今月の鉄道ファン誌で紹介されていた鉄道車両ガイドvol.22の東急デハ3450を、梅田の紀伊国屋で購入してきた。特に小生自身がこの電車に傾倒していたわけではないが、今春早世されたお知り合いがまとめられた資料が巻末に掲載されていること、元の資料となった自費出版の図書が既に入手困難になっていることで、その一端でも知ることができればという思いで手に入れた次第である。この電車、愛嬌があって、なかなかいいですね。

Img_7672さて、その資料であるが、年代から見ると彼が高校生のころのものだ。実に綿密に調査しておられ、その仕事ぶりがお人柄を偲ばせるものとなっている。また、件の自費出版の図書であるが、発行年から見ると30代後半のものである。じっくりこの本を読んでみようと思っている。

2016年7月 3日 (日)

本 戦争交響楽

17979中川右介 戦争交響楽 音楽家たちの第二次世界大戦 アサヒ新書/読了・・・・・・・先日から読んでいたこの本を読了した。フルトヴェングラー、トスカニーニ、ワルター、それにカラヤンを軸に、ヨーロッパにおける第二次世界大戦の時代における音楽界の様子を時系列にまとめ、それぞの音楽家が、どのような信念に基づいて活動を続けていたか、また、戦争状態における音楽、とりわけ、歌劇の上演にどれだけ大きな意味があったかということを知らされた。また、実に多くの優秀な才能が戦争で失われていったかというのも痛切に語っている。ある程度そのあたりのことはおぼろげに理解していたつもりだったが、複雑に音楽家の地位が右往左往していく中で、必死にその時代を生き抜いた人々の呼吸までもが聞こえてくるかのようだった。

Img_7642Img_7643_2さて、その中で終戦後の1946年12月21日にベルリンで上演されたチェリビダッケ指揮ベルリンフィルによるショスタコーヴィチの交響曲第7番がこれだ。この上演後、客席にいたフルトヴェングラーは指揮者のチェリビダッケに歩み寄り、声をかけたという。この曲がドイツが攻めたレニングラード攻防戦、ついにはドイツが敗れるのであるが、その勝利へ向けた楽曲をドイツで演奏し、フルトヴェングラーも聞いていたという複雑な事情がここに記録されている。なお、これは同曲のドイツ初演となった。

2016年4月21日 (木)

振子気動車

41pyxw9hlgl__ac_ul320_sr198320_福原俊一 振子気動車に懸けた男たち JR四国 2000系開発秘話 交通新聞社新書/読了・・・・・・毎月の四国詣ででお世話になっているJR四国の特急、宇和海、今までは時々しおかぜにも充当されていた2000系の開発に関わるプロジェクトの話しが様々な視点から書かれている。また災い転じてアンパンマン列車の登場となったくだりも。2000系の制御振り子の成功はまさに弱小鉄道会社であるJR四国の起死回生の起爆剤だったのですね。これからは少し見方を変えて乗車したいと思います。

初期の開発系列であるTSE(Trans Shikoku ExpressではなくExperimental)、貫通扉の有無の違い、また、量産型との比較です。

Img_0343Img_0377貫通扉の車両はその形状が量産型とは異なりますね。卯之町と八幡浜。予讃線、松山-宇和島間では指定席の位置が松山寄りに変更になったほか、どうもグリーン車は廃止になったようです。残念ですね。

Img_0503Img_0404宇和島のアンパンマン号と古い風格のある八幡浜駅の駅舎と2000系。








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