大阪の地下鉄 桃山台－千里中央

今度は、桃山台と千里中央の間の陸橋へ来ました。ここからも俯瞰撮影で地下鉄を狙うこともできますし、先ほどのところよりも線路面が高いので近くで見ることができます。やってきた10系です。顔の下に赤い線が何本か入っているのはVVVF化工事改造車のようです。

大阪メトロの車両としては、そのほかに21系と31系があります。21系は、1991年から1998年にかけて造られた大阪市地下鉄各線のベースとなった車両の系列です。31系は2009年に登場した比較的新しい車両で21系をベースに開発されました。

一方、江坂－千里中央間を運営する北大阪急行の車両は、ポールスターと呼ばれ、1986年に登場した8000系と2014年に新造された9000系が大阪メトロに乗れ入れて走っています。

地下鉄を撮影するのはあまりなかったのですが、いかにも計画的につくられたという感じの都市風景の中には案外溶け込むものですね。

大阪の地下鉄 桃山台

この春、大阪市営地下鉄から大阪メトロへと変わった大阪の地下鉄ですが、いまだに旧体制のマークや文字が残ったままで、このあたり、公営交通への名残惜しさがあるのでしょうか。さて、お知り合いの掲示板にあったので、6月14日に桃山台あたりに撮影に出かけきました。桃山台駅から出てくる10系です。

ここは、桃山台駅から南へ300メートルほど行ったところにある陸橋で、見える景色は、両側を新御堂筋が挟み込み、真ん中を地下鉄線路が走っています。上の写真は北方向ですが、これは南方向です。建物が密集しているものの、大阪平野が広がっている風景となります。なかなか雄大な眺めでしたよ。北大阪急行の新車9000系です。デビュー当時はギンギラしていましたが、塗装されましたね。

新御堂筋に沿って、今度は少し北側に歩いてみました。次の地点に行くためです。道路の東側の歩道は少し高いところを通っている為、地下鉄の並走シーンを何とか撮影できます。これは21系ですが、真ん中に挟んでいる女性専用車両が白くない編成もあるというのを知りました。

大阪市営地下鉄 ホームドア

かの島秀夫が、「これだけは安全のためにやっといたほうがよかった」と言ったホームドアが、各所でだんだん取り付けられるようになってきた。大阪市営地下鉄の千日前線でもずっと工事していたが、11月22日から運用が始まったようだ。この写真は、前日の21日のもの。22日にはこの扉が動いていた。もっと増えるといいですね、写真は少し撮りづらくなるけれど。

原武史　思索の源泉としての鉄道　講談社現代新書／読了・・・・・著者が連続して出版していた鉄道ひとつばなしの第4巻になるが今回は思い入れを深め、森有正の思索の源泉としての音楽に準えて、こういう書名にしたという。いろいろとテーマを挙げて論じられているが、特に東日本大震災と鉄道という観点からの思索が深い。夢として語られた、東海道本線直通特急復活の項は、昨今の高級列車のブームもあって現実味が感じられる。