大阪交響楽団第32回いずみホール定期演奏会
今日は、昼から大阪のいずみホールへ出かけ、大阪交響楽団による第32回いずみホール定期演奏会を聞きました。平日の昼間のコンサートですが、多くのお客さんが詰めかけていました。寒すぎず、また日が当たっても暑く感じないちょうど良い気候ですね。いずみホール横の川沿いの桜も色づいていました。
今日は、現役最長老の87歳の指揮者、外山雄三さんの指揮で、ベートーヴェンの交響曲第4番、第5番「運命」という鉄壁のプログラムです。
最初の第4番は、悠揚迫らぬ実にゆったりとしたテンポで進められ、この曲にして40分ほどを要しました。今の音楽界でこんなにゆったりとしたベートーヴェンを提示してくれる指揮者がほかにあるでしょうか。ひと昔前の欧州の大巨匠たちの演奏をほうふつとさせる大きな音楽となりました。まさか、こんなベートーヴェンが聞けるとは思いませんでした。
休憩の後は、同じくベートーヴェンの交響曲第5番ですが、これも速いところは少しゆっくりめ、遅いところは実にゆっくりと歌い上げるという進み方で、音楽の隅々までもが明らかになっていくような感覚を得ました。
頭に浮かぶ過去の演奏、誰だろう、、、クレンペラー、、、、、カイルベルト、、、、フリッチャイ、、、、、、やはり朝比奈隆かなぁ。
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