クレー管弦楽団

2022年11月21日 (月)

クレー管弦楽団 第15回定期演奏会 11/20

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昨日11月20日は、伊丹のアイフォニックホールで開かれたクレー管弦楽団の第15回定期演奏会を聞きました。あのコンサートははベストコンサートと銘打っていて、オーケストラとしてチャレンジしたい真剣な曲目が選ばれるようです。一方、春はクローバーコンサートと題して、比較的親しみのある曲が選ばれるようです。

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伊丹のアイフォニックホールです。デザイン性に凝った建物ですが、現在は外装工事町で優雅な姿の全体を見ることはできませんでした。西隣りにやや大きな伊丹ホールもあるのですが、最近はこちらへ足を運ぶことが多いですね。

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この日は、団内指揮者の石﨑さんの指揮によるフィガロの結婚序曲で始まりました。汗をかきかきの熱演でしたね。

次いで、佐々木宏さんの指揮で、プーランクのシンフォニエッタが演奏されました。これは初めて聞く曲だったので、事前に家で予習していきました。とてもかわいく軽やかで、しかもウィットに富んだ音楽で、もっともっと演奏されて良い曲でした。演奏時間も30分ほどでしたし。

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後半は同じく佐々木さんの指揮でドヴォルザークの交響曲第8番でした。最近は以前使われていた「イギリス」という愛称は使われなくなりましたね。これも単に楽譜が最初イギリスで発刊されたことに因むらしく、曲の本質とは関係なかったですから。

佐々木さんのきびきびした指揮によって、引き締まった演奏が展開しました。それに応えて、オーケストラも大熱演でした。佐々木さん、実は来週もこの方の指揮の演奏会に行く予定です、よくお会いする指揮者の方です。

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演奏会前メシは、駅からは少し離れたところにある餃子酒家「金」というお店へ行きました。町に愛される中華屋さんで、そこの豚キムチ丼をいただきました。玉ねぎと卵タップリの豚キムチがどっさり、旨くないはずはありませんね。ご馳走様でした。ご飯少なめと言ったら30円おまけしてもらいました。良心的ですね。

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伊丹の酒蔵、老松酒造さんへ立ち寄るともうすでに新酒が出来上がったという広告が出ていました。初しぼり、にごりさげ、うすにごりとうれしい名前が並んでいました。季節の進み具合をお酒で感じる、いい感じですね。

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NHK「にっぽんの廃線」製作班・野田隆 秘蔵映像でよみがえる日本の廃線50 祥伝社新書/読了・・・・・・・テレビで時々やっている日本の廃線の書籍版でしょうか。写真が多く載せられ、文章は鉄道本を多く書かれている野田隆さんによっています。それなら野田さんの本だと思うけど、そこは大人の事情で製作はNHKなんでしょうね。とにかく貴重な写真や資料が満載、さらに野田さんの簡潔にしてわかりやすい文章が秀逸な一冊でした。

2018年10月 7日 (日)

クレー管弦楽団第7回定期公演

43351615_2173603126297350_457807302台風一過とはならず、暖かい南風によって蒸し暑さが残った日曜日、午前中の野暮用を終わったから、伊丹のアイフォニックホールで開催されるクレー管弦楽団の第7回定期公演を聴きました。昨日も伊丹に来ていたような気がしますが、それはさておき、今日は、魔弾の射手序曲、モーツァルトの交響曲第40番、最後にチャイコフスキーの交響曲第1番という、お気に入りの楽曲がプログラムに並びます。

43276739_2173603159630680_226216012アイフォニックホールは比較的小さなホールですから、その最上段に座って音響が十分混じり合う位置に座るのが常です。今日も一番上で聞きました。それでもこの50名ほどのオーケストラの発する音は十分すぎるくらい響きます。モーツァルトは、分厚い弦の音と管楽器のクリアな音がそれぞれ主張して骨太い骨格を持ちながら、音楽としては芳醇な響きと柔らかさに包まれた極上の音楽となりました。この響きがあるなら後期三大交響曲というのも聞いてみたいですね。

43237805_2173603226297340_711605482チャイコフスキーの曲の前に指揮者の佐々木宏さんの解説があり、より具体的なイメージをもって聞くことができました。木管も金管も頑張りながらも決して音を割ることもなく、旋律線を浮かび上がらせて、ぐいぐい引き込まれてしまいました。また、ディンパニの方が、曲想に酔いしれたかの如く楽しそうに叩いておられたのも印象的でした。そして、この哀愁に満ちた音楽を十分に堪能することができました。

この日は伊丹で日本酒のイベントがありましたが、中途半端になりそうだったので、早々に退散した次第です。

51kqwhxgl__sx348_bo1204203200_植松三十里 愛佳那と西郷 学館文庫/読了・・・・・・・・今年の大河ドラマが西郷どんという事で、西郷隆盛が注目を浴びていますが、この本は少し違いますね。西郷が奄美大島に流された時の島妻であった愛佳那の側から見た幕末、明治維新、そして維新後の明治という時代を、中央から、本土からさらに離れた島で見ていた歴史の流れと人生ですね。植松三十里、さすがの筆力で読ませました。

2018年4月 8日 (日)

クレー管弦楽団第6回定期演奏会 題名のある音楽会

Dsc07323小生には関係ないが、仁川の競馬場では桜花賞というレースがあるという。阪急電車では、そのレースにちなんだヘッドマークを掲示して走るという事は小生に関係する。そこで、今津線に出没し、仁川駅でそれを撃墜した。どうもひと編成しか走っていないような感じ。

Image1_jpegさて、今日は昼から伊丹のアイフォニックホールで開かれたクレー管弦楽団の第6回定期演奏会、題名のある音楽会という演奏会を聴きました。指揮は佐々木宏さんで、ベートーヴェンのコリオラン序曲、シューベルトの未完成交響曲、メンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」です。

Image2_jpegアイフォニックホールは比較的小さなホールですが、低音の響きが深く、小編成のこのオーケストラでも十分な音の厚みを感じさせてくれます。演奏はいずれも真っ向勝負の奇をてらわない内容で、しっかりとした音楽の骨組みを感じ取ることができました。また佐々木さんの温かみのある解説付きで、こういう雰囲気作りがなされるのもアマチュアの良さですね。密度の濃い演奏で、とても立派な演奏会でした。アンコールに題名のないハンガリー舞曲第6番。

719hktmpol磯田道史 天才から日本史を読み直す 先人に学ぶ防災 中公新書/読了・・・・・・・・古文書プロの著者が災害の歴史を古い記録から読み興そうという一冊。天才は忘れたころにやってくる・・・ではないけれど、そういう記録を先人がされているのですね。津波がギリギリ来なかったところに神社がつくられているとか、忍者の記録にため池の崩壊が記されていたとか、秀吉の天下も地震で予定が狂ったとか、歴史上、自然災害が政治や人の暮らしにもたらした大きな影響というのが読み取れますね。とても興味深く読みました。

2016年10月 9日 (日)

クレー管弦楽団 ハーベストコンサート2016 第3回定期公演

Img_8539 雨も上がり、涼しくなってきたので、昼から伊丹のアイフォニックホールで開かれたクレー管弦楽団のハーベストコンサート2016、第3回定期公演を聞きました。今日は、伊丹の宮前という猪名野神社の地域の秋祭りで、大勢の人でごった返していました。伊丹は太鼓台が出るのですね。
 
Img_8532 さて、今日は、メンデルスゾーンのフィンガルの洞窟、ドヴォルザークのチェコ組曲、ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」という、どちらかというと聞く側は肩の凝らないラインナップです。もっとも演奏するほうは大変でしょうが。
指揮は、団内指揮者の石崎さんと音楽監督の佐々木宏。
 
 
Img_8534 刻むようなテンポになったフィンガルの洞窟、いろいろと音色が変わっていったチェコ組曲を愉しんだのち、田園は、先日同じホールで聞いたセントマーティンオーケストラの推進力のあったエロイカのような演奏とは違い、どこかほっとするやわらぎに満ちた演奏で、これはこれで良かったですね。テンポはそんなにゆっくりしていないのに、フレーズの処理でこのようになるのでしょうか。
 
Photo 風野真知雄 歌川国芳猫づくし 文春文庫/読了・・・・・・先日、神戸でその作品が展示されていた浮世絵師、歌川国芳が主人公の短編集で、実に生き生きとした市井の生活が描かれている。この著者は名前は知っていたけれど、はじめて作品を読んだ次第で、これから少しずつ読んでいこうと思う。最近、読める本が少なくなってきたので、新しい作家を探している。この著者も候補ですね。

2015年6月14日 (日)

クレー管弦楽団結成記念演奏会

Img_3892芦屋のルナホールという懐かしい場所で、クレー管弦楽団の結成記念演奏会が開かれるというので、重い荷物をもって出かけた。このホールは久しぶりですね、もう20年近くになるのではないでしょうか。クレー管弦楽団は、指揮者の佐々木宏さんが音楽監督を務め、甲南女子大学管弦楽団の卒業生や市民で結成された団体で、今回が初めての単独演奏会となる。実は、甲南女子大学管弦楽団の応援ということで、前回の南女オケの定期演奏会にも出演されていました。開演直前にオーボエ工務店さんがお越しになられました。

Img_3894本日は、ナレーション付きで、メンデルスゾーンの真夏の夜の夢、そしてブラームスの交響曲第1番というヘビーなプログラムが組まれていた。真夏の夜の夢は、抜粋で組曲が演奏されることが多いが、全曲に接するのは、2回目(だと思う)、1時間20分に及ぶ熱演で、親しみやすいメロディーに包まれて楽しい時間を過ごすことができた。

Img_3895休憩の後、ブラームスの交響曲第1番が演奏されたが、これは弦楽器が7+7+6+4+3という小編成にも関わらず、比較的テンポも速く、熱のこもった演奏となった。終楽章のコラールもたっぷり歌う本格的な演奏でじっくりと聞かせる演奏となった。この新しい楽団の発展を祈るばかりである。

重い荷物はコンサート鉄のカメラとこの後行ったスポーツジムの用意でした。

それにしても久しぶりのルナホール、もうそろそろ改修したらどうだろうか、なかなか厳しい状態だと思うけど。

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