東京地下鉄の名所ふたつ

東京で地下鉄の名所というと、この二つではないでしょうか。一つは渋谷のビルの中から地下鉄電車が出てくるところ。絵や写真では何回も見ていましたが、実際に見て、写真を撮影したのは初めてでした。それだけに新鮮なのと、工事中でクレーンが邪魔していたのには少々残念。渋谷のヒカリエからの俯瞰。

もう一つは、中央線お茶の水駅、その東端からの景観ですね。ひっきりなしに地下鉄がやってきますが、中央線の快速がやってくると視界を遮るため、しばらくの休憩となります。ここの向かいの建物が湯島の聖堂だということは今回初めて知りました。その向こうに神田明神があるのですね。そういうところも訪ねてみたいです。

所澤秀樹　「快速」と「準急」はどっちが早い？　鉄道のオキテはややこしい　光文社新書／読了・・・・・・・・これもしばらく読後感が遅れていた一冊。鉄道名における列車名、列車種別、直通運転、直通列車の特急券、旅客営業制度のややこしさを比較的読みやすく簡単に書いているので面白かったですよ。すぐに役に立つ豆知識も豊富。鉄道ファンがながら読みするには絶好の一冊。

今から四国へ、GO GO GO!!

武蔵小杉で地下鉄を

今回の上京での一つの希望は東京の地下鉄を撮りたいということだった。なぜか、地下鉄というと人気がないようだが、関西の地下鉄に比べると、関東の地下鉄車両は相互乗り入れのおかげで、各私鉄の車両にひけをとらない魅力的な電車が多いと感じる。衝撃的なデビューを飾った6000系の兄弟車両、7000系。

都営の地下鉄も頑張っていると思う。この6300系はなんだか堂々とした印象を受ける。前面の窓が大きく、ライトが下の方に有って、デザインの重心が下のほうにあるからだろうか。関西では、なかなかお目にかからない顔である。神戸市営がこの手の顔だが、幅広くなっているので重量感は無い。

またメトロの車両であるが、10000系がやってきた。前面が縦方向に丸いという変わった形状で、斬新さがうかがえる。塗装色も似あっており、今回実物を見て、そのスマートさに感心した。今度はこれに乗ってみたいものだ。今回は天気が悪く、こんな画像なのが残念だけど。

太田和彦　アゴの竹輪とドイツビール　集英社文庫／読了・・・・・ちょっと前に読み終えていたが、読了文が遅くなった。太田和彦のあっちこっち旅行飲みの様子が描かれている。横浜、奈良、鳥取、松本、函館、小田原、鎌倉、木曽とわたり、酒を味わうように地元の空気を明文で伝えている。文章から酒と肴の旨さがにじみ出てくる。