
10月8日は、秋の奈良歩き、かぎろひ歴史探訪が雨の中(なのに)挙行されました。先々週は台風が来るという予報で早々と中止だったのに、実際は良いお天気と、何とも天候というのは読みづらいものですね。ということで、雨が降っているのに、近鉄生駒線平群駅を10時過ぎに歩きはじめました。参加は雨だというのに18名でした。

この日は雨の中、平群の郷を歩きながら、とても興味深いいくつかの古墳を巡りました。まず平群駅から近い三里古墳です。この古墳は大きく損なわれているのですが、写真にあるように石棚が設けられている珍しい形式となっています。石棚があるのは、他には紀ノ川上流に2か所みられるだけということです。

さらに降り続く雨をついて、長屋王とその妃の吉備内親王のお墓を訪れ、次に訪れたのはツボリ山古墳です。ここは石室の中に入ることができます。中には破壊された石棺が残されていて、その様子は少し無残なものです。石棺も長年風雨にさらされていたので、原型をとどめてはいません。しかし、こうして石棺の現物が見られるのがうれしいですね。

さらに雨の中を歩いて平群神社を訪れた後、平群中央公園の中にある西宮古墳を見ました。ここも石室へ入ることができます。さらに、その中にはくりぬきの石棺が安置されています。また、石室内の切り石がいずれも大きく、さらにその表面の仕上げがきれいで見事です。とても丁寧な造りの古墳です。

降りやまぬ雨を売れいながら最後に訪れたのが、近鉄生駒線竜田川駅からも近い烏土塚古墳です。ここは普段は公開されていませんが、特別に鍵を開けて見させてもらいました。ここの石室は、石舞台古墳に次ぐ広さがあり、特に天井がとても高く特徴的でした。ここにも石棺が収められていました。
とにかくよく降る雨の一日でしたが、いくつもの古墳を回ることができて大満足の平群路でした。今度は天気の良いときに来てみたいですね。

畠山健二 本所おけら長屋(十五) PHP文芸文庫/読了・・・・・・・・・・・読み始めたときはそれほどでもなかったのでしょうが、今や大人気シリーズとなったおけら長屋です。117万部とはすごいですね。1冊636円となると、著者の印税が、、、、、、、まあやめておきましょうか、わびしくなるだけですから。そんな印税とは関係のない貧乏長屋の面々が今回も大活躍してくれました。
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