オーケストラ・ブラヴォー!第1回記念演奏会
ランチに激辛担々麺を食した後、尼崎のアルカイックホールで開かれたオーケストラ・ブラヴォー! の第一回記念演奏会を聞いた。ずいぶん以前からチラシがパンフレットに折りこまれていたけれど、ようやくというところだろう。指揮は中山福太郎という長身のひと、ピアノは土橋琢史というコンクール受賞歴があるひと、詳しくはわからない。
最初にワーグナーのローエングリン第3幕への前奏曲、華々しく、ブラスの響きも豊かに響き、期待される。次いで、ショパンのピアノ協奏曲第一番が披露された。第一回というコンサートにふさわしい。ピアノは粗さもあったけど、アマチュアらしい元気でわかりやすい音楽を展開。アンコールにシューマンの献呈(君に捧ぐ)。
そして最後に大曲、マーラーの交響曲第1番が演奏された。最初のコンサートで巨人とはすごいですね。ずいぶん練習もされたことでしょう。こういう無茶をするところがアマチュア精神かもしれません。ただ、弦楽器が9+7+5+7+6という具合で数が少なく、また前と後ろでは技量の差があるのか、音量が不足し、音楽の輪郭線が明確にならないところが見られたのは残念。マーラーの巨大な音楽において、弦楽器と管楽器とのバランスというのは大切なようですね。とにかく、新しい船出をしたオーケストラ・ブラヴォー!の未来に乾杯です。
指揮者、ソリストの略歴、団員の名前はパンフレットを見てわかったほうが良いかと思いますが、いかがでしょうか。
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