クランクラーデ弦楽アンサンブル メアクラング演奏会Ⅱ 08/03
8月3日は、ご招待をいただいていたクランクラーデの弦楽アンサンブルであるメアクラングの演奏会Ⅱを聴きました。
ソリストに石上真由子さん、たった一週間前にチャイコフスキーの協奏曲を聴かせていただき、ホールの底から轟くような拍手が送られたヴァイオリニストさんです。
会場の伊丹アイフォニックホール、素敵なデザインの建物、ホールの中の意匠も音楽を聴くんだという気持ちを高めてくれる好みのホールです。
とはいうものの、JR伊丹駅から歩いてくるだけで吹き出る汗をぬぐうしかありませんでした。
ステージを見ると椅子がほぼありません。
チェロ以外の弦楽器は立ったままの演奏のようです、アルノンクールのウィーン・コンツェントゥス・ムジクスみたいな、古い時代の演奏スタイルです。
演奏されたのは、ヴィヴァルディの四季、それを春夏、秋冬の分け、そこに武満とバルトークの弦楽曲を置くというなんとも渋いプログラムです。
関西のアマオケの中には、弦楽だけのアンサンブルもいくつかありますが、こんなに意欲的なプログラムを組むところは珍しいです。
さて、ソリストにしてミュージック・アドバイザーの石上真由子さんです。
今回で聴くのは3回目になりますが、切れっ切れの素晴らしい演奏は相変わらずです。
ちぎっては投げ、ちぎっては投げという表現がありますが、そのような聴く方も一瞬も気を抜けない、みちっと音が詰まったスリリングな演奏でした。
今回もバルトークが終わり、怒涛のような拍手が送られ、客電がついても拍手が鳴りやまないというアマオケでは、いやプロでもなかなかあり得ないくらいの盛り上がりがありました。
今後のクランクラーデの演奏会予定、すごいプログラムで、これも楽しみですね。
NHK交響楽団の辻本玲さんの奥さんであるヴィオラの中恵菜さんが続けて登場とは贅沢ですね。
村木嵐 阿茶 幻冬舎時代小説文庫/読了・・・・・家康の側室にして、戦場にも同行し、大坂の陣では和議の調停にも臨んだ阿茶局の生涯を描いた一冊。自身の生涯が語られる中で、並行して家康の生涯も語られ、ひとつの戦国史として成り立っています。司馬遼太郎夫人の福田みどりさんの秘書から作家になった著者の素晴らしい作品でした。

































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