クランクレーデ

2023年3月 6日 (月)

クランクレーデ演奏会2023 3/5

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昨日3月5日は、いたみホールで開かれたアマチュア・オーケストラのクランクラーデの演奏会を聞きました。

過去に、ベートーヴェンの交響曲全曲演奏会や、ブラームスの交響曲、管弦楽曲全11曲を2日にわたり演奏するなど、プロにもなかなかできないスタイルのコンサートを提供している意欲的な演奏団体です。

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昨日は、いきなりストラヴィンスキーのバレエ音楽「ペトルーシュカ」1947年版から始まりました。普通は最後に置くメインプログラムですね。華やかな色彩が爆発するとても素晴らしい演奏でした。

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次いで、中恵菜さんのソロによるバルトークのヴィオラ協奏曲が演奏されました。初めて聞く音楽ですが、ヴィオラ独特の内省的な響きがぐいぐいメッセージを送ってくるような展開です。ヴァイオリンの華やかさとは一味違った聞きごたえのある時が流れました。

中恵菜さんは新日本フィルの首席ヴィオラ奏者、というよりもソロや室内楽でも以前から活躍されている第一線の演奏家であります。

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最後にバルトークの管弦楽のための協奏曲が演奏されました。先の2曲でもうお腹いっぱいになっているところに、最後に重い音楽を詰め込まれました。指揮はこの楽団を率いておられる藤田勤也さん。会社員を続けながらアマチュア音楽の道へもまい進されている方のようです。

終わってみるとなんと2時間半に及ぶ、いろんなことがいっぱい詰まったコンサートでした。

2018年12月 9日 (日)

クランクレーデ室内楽演奏会

48364504_2227676750889987_335532551今日も寒風の中、昼前から出かけ、芦屋での野暮用を終えて、阪神電車に乗り換え、岩屋駅まで来ました。そして、兵庫県立美術館のアトリエ1で開かれたクランクレーデの室内楽演奏会を聞きました。クランクレーデはユニークな演奏会を開催する団体で、かなりの腕っこきが集まっている団体ですので、このような室内楽の演奏会というのも大いに期待できますね。

48358459_2227678587556470_608598299そして、プログラムを見ると、 普段聴くことがなかなか出来ないような珠玉の音楽がずらっと並んでいます。例えば、ストラヴィンスキーの3つの小品とか、シューベルトの五重奏曲とか、わくわくするような曲目が並んでいます。それをオーケストラの中で組織されたアンサンブルが演奏に当たるようです。

それほど広くない会場ということもあって、あまり積極的に宣伝されてなかったようですが、なんだかガラガラで申し訳ない感じでしたが徐々にお客さんも集まってこられました。

48277491_2227677190889943_7327089_2演奏も少しずつ熱を帯びてきて、最後のチャイコフスキーは、本当に熱のこもった演奏が披露されました。

阪神線内を走る山陽電車も、神戸ルミナリエ開催に合わせてルミナリエの副票を取り付けて走っていました。これは阪神車両の特急、急行、普通にも付いていました。

2017年7月23日 (日)

クランクレーデ2017 

Img_2588本日は、クランクレーデというオーケストラの演奏会に行きました。場所は、伊丹のアイフォニックホールです。指揮は、藤田勤也、ピアノは岩城智由理。先ずは、ボッケリーニ、ペリオ編曲のマドリッドの夜の帰営ラッパという珍しい曲で始まりました。何とも軽妙な音楽で思わず笑みがこぼれます。

Img_2584次いで、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番が演奏されました。岩城さんというピアニストは知りませんでしたが、リート伴奏の世界では実績のある方のようです。このピアノが凄かった。容貌は失礼ながら茫洋とされた印象ですが、ピアノの馬力、しなやかさ、柔らかさ、そして切れの良さ、これまた失礼ながら、アマチュアオーケストラの登場するようなレベルではありませんでした。圧倒された演奏には、割れんばかりの拍手が贈られました。久しぶりにすさまじいピアノを聞いた感じです。

Img_2589休憩の後は、マーラーの交響曲第10番アダージョです。9番の世界を引きずった印影が感じられ、その姿がはっきりしない音楽が滔々と流れていきますが、オーケストラが上手いものですから、実に聞かせます。

そして、最後にリヒャルト・シュトラウスのばらの騎士組曲です。このあたりでお腹いっぱいの状態ですが、最後は大迫力で占めました。

ただ、最後の曲あたりだと、狭いホールに大音響なので、ホールの音のキャパを越えているのか、ワーンとした音になってしまい、音の美観とかそういうものとはかけ離れたものとなっています。また、ホールの空調の低音がずっと聞こえてくるのも、なんだか寂しい限りです。

これだけ素晴らしい演奏を繰り広げるクランクレーデ、今度は是非もっと大きなホールで演奏を聞かせてほしいものです。それにはもっとお客さんに来てもらわないともったいないですね。

2016年7月30日 (土)

クランクレーデ演奏会2016

Img_2296 本日は、お知り合いがご出演ということもあり、夕方から伊丹のアイフォニックホールで開催されたクランクレーデ演奏会2016を聞いた。伊丹での演奏会というと、ほとんどが伊丹ホールなので、ここはお久しぶりのことです。このオーケストラ、発足はかなり前のようですが、活動したりしなかったりで、今回が復活のコンサーということを聞きました。なんで写真がさかさまなのかわかりません。治せませんし。
 
Img_7793 弦楽器が8+7+7+6+3でしたでしょうか、少し小さな規模で演奏する団体です。今日の曲目は、シェーンベルクの室内交響曲第2番、バッハの六声のリチェルカーレ(プログラムでは、リチェルカータ)のウェーベルン編曲のもの、マーラーの交響曲第五番からアダージョ、ヴォルフのイタリアン・セレナード、休憩をはさんでベートーヴェンの田園という実に意欲的な楽曲が並びました。すごいですね。また、アンコールに皇帝円舞曲でしたから、ステーキのフルコースのあとにこってりチョコムースみたいなものですよ。
 
O0480068013625832022 今回、ぜひ聞いてみたかったのは、バッハの六声のリチェルカーレですが、これは懐かしいNHK-FMの現代の音楽のテーマで流れていましたね。放送では、この曲が何とも冷たい、凍った空間を作っていたのを覚えています。それもあって、心を込めて聴きました。また、田園は、実に爽快な演奏でした。躍動感にあふれた前進力に魅了されました。さらに、マーラーの演奏は、この比較的小さなオーケストラから実に深い楽曲の世界が示され、酔うようでした。
 
これは良いオーケストラと巡り合いましたね。今後の演奏会が楽しみです。なお、コンマスの方を見ると、おっと、現役時代に仕事で関係のあった方でした、これはびっくり。

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