メイプルフィルハーモニック第39回定期演奏会
昨日11月4日は、箕面市民オーケストラ、いわゆるメイプルフィルハーモニックの第39回定期演奏会を聞きました。メイプルフィルと言うといつも箕面のメイプルホールで演奏会というイメージだったので、家を出る前に招待状を見直してみるとなんと川西市に新しくできたキセラホールでの演奏会とのこと、間違わなくてよかったです。
キセラホールは2回目の訪問です。昨日は1階席での拝聴でしたが、一度2階席で聞いてみたいものです。最近の傾向として、アマオケでは開放する席を限定していることが多く、ホールの音響をいろいろと試してみたい向きには少し残念なことがあります。
さて、演奏されたのは前半がモーツァルト、ドヴォルザーク、シベリウスの管弦楽曲、後半はベートーヴェンの運命というプログラムです。なかなか面白い並びですね。指揮者は間威之さん。
昨日の演奏とは直接関係ないことを書きます。間さんもそうでしたが、最近、指揮棒を持たない指揮者の方を何人か体験しました。指揮棒を持たないと両手の動きが左右同じになることが多いですね。しかも、簡単なフレーズの表現として同じ動きになるというのが多いかも。指揮棒を持つと、右手と左手の動きがそれぞれ独立するというのは自明でしょう。指揮棒を持たない場合は肩を支点として腕を動かすことをあまりしていなくて肘が支点となっていることが多いようです。つまり、動きが小さくなります。指揮棒を持った場合は肩が支点となっていることが多いですね。オーケストラにとって見やすい指揮というのはやはり大きな動きになりますから、基本的な指揮のスタイルとしては指揮棒を持ってほしいですね。また、指揮棒を持たない場合の打点の打ち方が甘くなるように思います。つまり、アインザッツが明瞭になりにくいのでは。かといって、指揮棒を持たないスタイルでも、ストコフスキーの指揮は素晴らしいし、小澤征爾もいいですね。最近聞いたところではアンサンブル・フリーの浅野氏の指揮も見事でした。それは稀有な才能と特徴的な体躯によるものだと思います。普通の方はぜひ指揮棒を持っていただきたいものです。そうすると、運命の冒頭がジャジャジャジャジャーンとかにはならないですから。 えらそうなこと言うて、すみません。
増田晶文 うまい日本酒はどこにあるか? 草思社文庫/読了・・・・・・日本酒大好きな著者による熱の籠った日本酒応援の一冊です。10年ほど前の著作ですが、地酒メーカーと大メーカーの違いやお店での日本酒の扱いの問題点、日本酒を愛する人たちの考え方、今後の日本酒の行方など、多岐にわたる日本酒を取り巻く環境をとくとくと述べられています。全体的に消費が落ち込んでいる日本酒業界の問題点も抉り出していてなかなか面白い本でした。さて、その後の10年、日本酒の動向はどのように変わったのでしょうか。
最近のコメント