クレセント室内アンサンブル第21回定期演奏会
朝方の雷雨で変な時刻に起こされてしまい、頭がすっきりしない中、阪急御影駅南すぐの世良美術館で開かれたクレセント室内アンサンブルの第21回定期演奏会を聴きました。
今まで、三田の郷の音ホールや教会でコンサートがあったと思いますが、今回は美術館です。その前に、御影駅前の素晴らしく景色の良いカフェでランチです。チキンカレーという事ですが、グザイが溶け込んでいて、辛みの中にまろやかさがあって、なかなかめっけものの食事となりました、美味かった。
さて、本日は、パーセルで始まり、次にブルッフ、ドップラーとロマン派の作曲家になり、再びヴィヴァルディ、最後にバッハのブランデンブルグ協奏曲第5番で締めるという多彩なプログラムです。
このアンサンブルはヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスにフルート、チェンバロの組み合わせで、総勢でも10数名というメンバー。それでも、美術館のロビーでは少し狭かったですね。途中、楽器か何かがぶつかる異音が何回も聞こえてきました。
演奏は、それなりに練られた内容で楽しめましたが、やはりロビーという環境なので、楽器の弾いている場所によってよく響いたり、直接音しか聞こえてこなかったりと、全体としてバラバラの印象はぬぐえません。
ソロになると極端に音が細くなったり、全体の演奏では、分厚くなりすぎて美観が損なわれるとか、やはり一定の音環境を保った音楽ホールでの演奏のほうがよさそうですね。パイプ椅子に長く座らされているのも、少しきつかったですし。
阪急御影駅周辺へは久しぶりの散策となりましたが、阪神間モダニズムの名残りがあり、重厚な街並みを楽しめました。一朝一夕では成り立たない落ち着きのあるみかげあたりをまたゆっくり歩いてみたくなりました。そんな中に、美術館があったり、隠れカフェがあるなんて最高ですね。
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