オーケストラ・アンサンブル京都第25回定期演奏会
昨日11月15日は、京都の長岡京記念文化会館で開かれたオーケストラ・アンサンブル京都の第25回定期演奏会を聴きました。この楽団を聞くのはたぶん初めてのことです。会場は一つ置きに空き席を設けているほか、扉はすべて全開、客もマスク着用、検温、手の消毒という配慮が行き届いた設営がされていました。それでもお客さんの入りは少なめでしたけど。
指揮は、マーラーオケなどで何回も聞いたことがある田中宗利さん、ピアノは曽我部智花さんという若い方です。モーツァルトの魔笛序曲のあとは、今年がベートーヴェン生誕250年の記念イヤーということもあり、ピアノ協奏曲第5番と交響曲第5番が演奏されました。
ピアノはテクニックはもちろん、しっかりとした芯のある堂々とした素晴らしい演奏でした。オーケストラの練習時間が十分ではなかったということで、交響曲ではいくつかのほころびもありましたが、全体としてはよくまとまった演奏だったと思います。メンバーが少ない割に分厚い響きも伝わってきてました。
会場のすぐそばにある長岡天神の境内では紅葉がかなり進んでいました。池に写る木々も赤く染まるほどです。深まる秋にほっとしましたが、帰りに立ち寄った梅田でのものすごい人出には圧倒されました。
北杜夫 どくとるマンボウ 青春の山 ヤマケイ文庫/読了・・・・・・・・日本アルプスの山々にあこがれて松本高校に入学した著者の山への思いが込められた作品集。そこには山への畏敬、大好きな昆虫採集へのこだわり、山を通じてあったいろいろな方との思い出、そして医師として同行したヒマラヤ遠征隊での苦労と交流が描かれています。北杜夫の文庫がまだ出版されていたというだけでもうれしいですね。ヤマケイ文庫というのは他にも面白そうな本もありそうで、また探してみたいですね。
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