お知り合いのヴァイオリニスト、柴田由貴さんが4月2日(土)に、京都・桂にある青山音楽記念館バロックザールでリサイタルを開催されます。しかも、バッハの大作、無伴奏ヴァイオリンソナタとパルテイータ全曲という重量級のプログラムをぶつけます。
阪急嵐山線上桂駅から西へ10分ほどのところにある青山バロックザールです。とても上品なホールで、今までNHK交響楽団首席チェリストの辻本玲さんのリサイタルなどを聴きに行きました。
さて、柴田由貴さんは昨年2021年から個人の所有者の厚意によってアマティというヴァイオリン製作者の楽器を使用されています。
アマティはおよそ1550年から1740年ころにかけイタリアのクレモナで活躍した楽器工房で、初代のアンドレアの孫、ニコロ・アマティの時代に隆盛を誇りました。
柴田さんが使われている楽器はH.アマティとあるので、ニコロの息子のジローニモ・ヒエロニムス・アマティではないかと思います。有名なアントニオ・ストラディヴァリはニコロの弟子なので、ストラディヴァリと同時代のヴァイオリン職人だったのでしょう。
柴田由貴さんのプロフィール
3歳よりヴァイオリンを始める。桐朋女子高校音楽科(共学)卒業後、渡仏。
2009年パリ市国立音楽院にてディプロマ(ヴァイオリン、室内楽、和声学)取得。
フランス国家演奏家資格取得。
スコラ・カントルム音楽院ソリスト課程にてパトリス・フォンタナローザ氏に師事。
2012年グラズノフ国際コンクール3位(リトアニア)
2013年レオポルド・べラン国際コンクール3位(仏)
2014年クレ・ドール国際コンクール(仏)審査員満場一致の1位、および審査員特別賞受賞。
フランス、リトアニア、ベルギー、スイス、ブルガリアにてコンサートを行う。
これまでに、和波孝禧、千々岩英一、ジャン=ピエール・ヴァレーズ、パトリス・フォンタナローザの各氏に師事。室内楽をブルーノ・パスキエ、フランソワーズ・ルヴェシャン、イザイ四重奏団の各氏に師事。
最近のコメント