シュペーテ弦楽四重奏団第11回公演 4/22
4月22日はアマチュアでは珍しい弦楽四重奏団であるシュペーテの皆さんによる公演がありました。
年2回ほどの演奏会を開催されていましたが、こちらもコロナで延期が何回かありました。
阪神電車芦屋駅近くにあるカトリック芦屋教会です。現在は足場がかかり、修理中でした。シュペーテ弦楽四重奏団の公演は教会で行われることが多いようです。
先ず演奏されたのは、ボッケリーニの曲でこれは8分ほどの単章、次いでシェーンベルクの曲でしたが、これはシェーンベルクがシェーンベルクになる以前の若いころの作品。ブラームスとドヴォルザークなどの影響があるのか民謡の旋律やロマン風の主題やらで、逆に親しみやすい音楽でした。第3楽章では少しだけシェーンベルクが顔を出していましたけど。
後半のベートーヴェンの第13番の弦楽四重奏曲は全6楽章からなる大曲で、初演の後最終楽章(のちに大フーガ作品133として独立したあの曲です)が長すぎるということで新たな楽章に書き換えられ、これが実質的にベートーヴェンの白鳥の歌、絶筆となった作品です。熱のこもった素晴らしい演奏が繰り広げられました。
会場の芦屋教会です。ちょうど統一地方選の追い込みの日ということもあり、選挙カーからの声も聞こえてきたりもしましたが、滞りなくコンサートは進行しました。
ただ、座るところの座面の板が短くお尻が痛かったり、この日の気温が低く冷え込みが深々としてきたことなどからかも、前半だけで帰られた方が多かったのはもったいないことです。
実は14時30分の開場、15時からのコンサートでしたが、時間を間違えて1時間早めの13時半に着いてしまいました。
仕方なく芦屋市役所の前の庭で時間を過ごしましたが、燃えるようなサツキの花に癒されました。これを見るために早めに来たと思うと心も和みました。
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