Rayフィル 第1回演奏会 1/21
昨日1月21日は、予定していた用事が延期されたので、昼からRayフィルという新しいオーケストラが立ちあがり、その第1回演奏会があるというので聴きに行きました。
指揮は平林遼さん、2021年に神戸アンサンブル・ソロイスツでドヴォルザークとチャイコフスキーの交響曲を聞いています。
オーケストラに魔法をかけていき盛り上げる指揮ぶりに好感を持っていましたし、また、独特な音楽の解釈が新鮮さを感じさせました。
今回はオール・ドヴォルザークプログラムということで、特に交響曲第9番「新世界より」は、なにやらいろいろと仕掛けをしているとの前説があり、楽しみに聞きました。
ドヴォルザークの音楽でも、序曲「オテロ」やアメリカ組曲は余り聴く機会がなく、これも楽しみにしていました。
さて、「新世界より」ですが、特に第一楽章でいろいろと斬新な側面を見せてくれたものの、それ以降では前説があった割りにはナマぬるい感じで終始しました。
それよりも全体的には大変切れ味の良い、きびきびとして生命感のある音楽が展開し、元気をもらえる演奏会でした。
それよりも、群を抜いて素晴らしかったのはプレーヤーの演奏技術ですね。
初めてのオーケストラの演奏会にしては、かなりの演奏技術を持った人を集められたのはどういう理由なのか、そちらにも興味がありますね。
田辺聖子 田辺聖子の万葉散歩 中公文庫/読了・・・・・・・風邪気味だったこともあり、読み通すのに時間がかかりました。昭和初年に編纂された「万葉百首絵かるた」をもとにそこに収められた万葉歌を解説していくとともに、著者が好きな万葉歌をあげて解説しています。解説というよりも柔らかな小説の中に万葉歌がちりばめられているかのようで、じっくりと読むことが出来ました。
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